こんにちは。クラウド経費・クラウド債務支払のSREグループリーダーを担当しているM-Yamashitaです。
2025年7月11日〜7月12日に東京で開催されたSRE NEXT 2025で登壇しました。ここではその登壇内容や登壇準備、当日の様子について紹介します。
登壇内容
登壇資料はこちらです。

私が携わっているクラウド経費・クラウド債務支払でのAWS環境移行時のオートスケール設計、アクセスピークでの障害とそこから得られた知見を元にKEDAを活用したオートスケール再設計の話をしました。
事前準備
プロポーザル提出まで
プロポーザルを出す際、AWS環境移行を一緒に担当した他のSREの方や技術広報の方にレビューをお願いしました。
プロポーザルのドラフト版では、詳細に書きすぎていたりトーク形式で見づらい部分もあったりして、その点に関して指摘していただきました。またタイトルに関しても、当初はあまりインパクトのないタイトルだったのですが、他の方の指摘やAIからのアドバイスを経て、今回のタイトルとなりました。
プロポーザル提出の段階で他の人の指摘を受けることの大切さを実感しました。この指摘を通じて自分では気づかない無意識の癖や書き方を改善できたと思います。
登壇資料作成の裏話
今までの登壇資料ではKeynoteを使用していましたが、今回は初めてMarpを使用してスライドを作成しました。
この理由は主に以下の2つです。
- 同じ会社の開発メンバーが、会社のスライドテンプレートをMarpとして整備してくれたこと moneyforward-dev.jp
- CursorとMarkdownの相性が良いこと
1年ほど前まではKeynoteを使いスライドを作っていました。このときは私はまだCursorを使っておらずAIに関しても遊びで使う程度だったので、人力でKeynoteのスライドを作成していました。
そのため、レイアウトの配置や画像の見せ方、文章の整え方などは私個人のスキルに大きく依存しており、負担を感じていました。特にデザイン面には自信がなく、「これでいいのだろうか」と手探りで作業を進めることが多かったです。
またKeynoteでの文章編集においては、スライドを指定しテキストボックスを指定したうえで修正する必要があり、地味に手間がかかっていました。
この手法からMarpとCursorの使用に変えたことで、プレゼン作成の作業は劇的に変わりました。
まずMarpを使うことで、人力でスライドを作成していた頃に感じていた「文章入力の煩わしさ」から解放されました。Markdown形式で作成できるため、CursorやVS Code(Visual Studio Code)などのエディタで自由に編集できるのも大きな魅力です。おかげで、これまで感じていた入力作業のストレスが驚くほど軽減され、作業がぐっと快適になりました。
次にCursorです。CursorのChat機能でAIと対話しながらスライドを作成できるため、文章の添削やレイアウトの調整が非常にスムーズになりました。特に私が苦手としていたレイアウトやデザイン面での調整で非常に助かりました。 例として以下の点を教えてもらいました。
- 指定したスライドや前後のスライドから改善タイトルの候補をいくつか出してもらう
- スライドにおけるテキストと画像の配置の関係性、参加者視点でどう伝わるか

AIと対話した際のイメージとして、デザインや文章スキル兼ね備えたプロと並走し、私が「こんな発表をしたい」と思う内容を全面的にサポートしてもらったような感覚です。AIにサポートしてもらいながらスライドを作るうちに、これまで「大変だ」と感じていた準備作業が、いつの間にか「楽しい!」という気持ちに変わっていきました。新しい発見や工夫を重ねるたびに、モチベーションもどんどん高まっていったのが印象に残っています。
登壇
私のセッションは2日目のお昼前の時間帯でした。朝の基調講演直後のセッションです。大規模カンファレンスで、しかもオフラインで登壇するのは初めてだったため、胸が高鳴る一方で、緊張と不安が入り混じった気持ちでいっぱいでした。そんななか、会社のメンバーや知り合いが参加者席に座っているのを見つけ、不安がすっと和らぎました。
運営の方のGoサインを受け、何度も練習した流れを思い出しながら、いざ発表開始です。話しながら時折会場に目をやると、頷きながらメモを取っている方や、スライドをカメラに収めている方の姿が見え、嬉しく感じました。
「ありがとうございました」と締めくくった瞬間、会場いっぱいに拍手が広がり、これまでの緊張が一気に解き放たれ、達成感と安堵で胸がいっぱいになりました。
Ask the Speakerコーナーでの質疑応答では、参加者の皆さんからアクセスピークにおけるスケジューリング、スケールし始めるまでの待機時間、閾値・起動時間との兼ね合いなど熱心な質問を次々といただき、予定時間を大幅に超えるほど活発な議論が繰り広げられました。多くの関心を寄せていただき、本当に嬉しかったです。
おわりに
運営、スポンサー、スピーカー、参加者、社内メンバーの方々ありがとうございました。皆さんのおかげで、SRE NEXT 2025の舞台で登壇できました。
また来年もよろしくお願いします。