はじめに
こんにちは、25新卒のOnoeです。普段はオンプレミスプラットフォームの開発運用をしています。 部署に配属されてしばらく経ち、日々たくさんのことを学びつつ頑張っています。
本記事ではDatadog様監修のもとマネーフォワード社内で企画・開催したDatadog CTFイベントに参加した体験記をお届けします。 この記事では、Datadog CTFでどのようなことを行ったのか、学んだこと、そしてイベントの雰囲気をお伝えできればと思います。
CTFってどんなイベント?
CTFはCapture The Flagの略で、与えられた問題の答えとなる文字列(Flag)をシステムから制限時間以内に見つけ出し、それぞれの問題に与えられた得点の合計を競う競技です。セキュリティ分野でよく用いられる形式になります。
今回のイベントでは、複数のマイクロサービスで構成されるeコマースのデモサービスから送信されたテレメトリーデータを元に、Datadogを使って問題の答えを探す作業に取り組みました。 実際のサービスには直接アクセスせず、Datadogを通してのみ答えを探すという点がこのイベントの特徴かなと思います。
マネーフォワードで使用される機能を中心に、Datadogの色々な機能を駆使して答えを見つけ出します。基本的なLog、Metrics、Traceを見る問題から、RUM(Real User Monitoring)やSecurity、SLO(Service Level Objective)、Kubernetesに関する問題、さらにはビジネスロジックに関する問題まで多岐にわたる問題が出題されました。
イベントの様子
最初に自己紹介と問題についての説明です。50人も参加者がいたそうです!

そのあとはひたすらチームで問題に取り組みます。あっという間に2時間経ってしまいました。

これが僕が所属していたチーム「super_newgrad」です。良い写真がなかったので拡大してみました。25新卒3人のチームになります。25新卒チームはもう一つあり、合計で9人が参加していました!

競技終了後、難しい問題の解説とQ&Aセッションが行われました。

イベントで学んだDatadogの機能
個人的にこのイベントで初めて知った機能をいくつか紹介します。チームでも普段からDatadogを使っていますが、どうしても自分の知っている・よく使う機能に閉じてしまうので、今回のイベントで新しい発見がいくつもありました。
RUMのFrustration Signalsでは、ユーザーがフラストレーションを感じている操作(同じボタンを何回も押した・JavaScriptのエラーに遭遇した・ボタンの反応がなかった)を検知できます。

Product AnalyticsのScroll Mapでは、プロダクトの画面上のどこまでユーザーがスクロールしたか・たどり着いたかを検知できます。

Cloud SecurityではCVEの検知・管理ができます。SeverityやScoreで絞り込めるだけでなく、どのリソースに影響があるかを特定したり対応状況を時系列で管理したりすることもできるようです。

結果
我々のチームsuper_newgradは惜しくも2位タイでした。ほとんどの問題は解けたのですが、ビジネスロジックに関係する問題が難しく1位と差がついてしまいました。次は優勝できるようにDatadog力を鍛えたいと思います。

優勝チームは3人中2人が新卒、さらに3人中2人がこのイベントのために大阪から出張してきたメンバーです。本気度が違います。
優勝チームの大阪メンバーが所属しているマネーフォワード クラウド連結会計の開発チームではシニアフロントエンジニアを絶賛募集中とのことです。ご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
hrmos.co

今回のイベントの参加賞としてDatadogステッカーをいただきました。また上位チームにはTシャツまたは靴下が後日届きます。楽しみです!
おわりに
楽しい上に学びの多いイベントでした!
イベント以外にも、新卒同期が大阪から来るのに合わせて新卒同期ランチが開催されたりと、充実した一日でした。
主催してくださった横山さん、皆川さん、Ianさん、監修していただいたDatadogの皆様、ありがとうございました!
