Money Forward Developers Blog

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マネーフォワード サマーインターン体験記 第一弾「英語化・グローバルな環境で働くということ」

サマーインターン体験記 第一弾 バナー画像

マネーフォワードで技術広報をしている id:luccafort (以降、ル)です。
今回はエンジニアインターンの方へ向けたブログ第一弾として、小室さんと井口さんのインタビューをお届けします。
本シリーズはマネーフォワードのインターンを体験された方向けにそれぞれテーマを用意して、インタビューした内容をご紹介します。

第一弾となる今回は「英語化・グローバルな環境で働くということ」をテーマにお話を聞かせてもらいました。
グローバルな環境で働く際の体験や英語化を進めている組織の実情について、それぞれの経験や観点から感じたことをお話ししていただきました。
これからサマーインターンシップや長期インターンをお考えの方の参考になれば幸いです。

──今日はサマーインターンを経験したお二人にエンジニア組織の英語化やグローバルな環境で働くお話を聞かせてもらおうと思っています。まずは自己紹介をお願いします。

小室航平

小室: 小室航平と申します。東北大学大学院の修士二年で、研究としては画像の中の異常を検知する、コンピュータービジョンの分野の異常検知を行っています。
マネーフォワードには、サマーインターンで参加し、マネーフォワードMEのバックエンド開発を二週間経験しました。
その後、興味を持って選考に進み、内定をいただきました。

2024年4月から、週2か週1くらいの頻度で内定者インターンをやっています。所属はMoney Forward XのPlatform開発グループになります。
主に地方銀行のアプリだったり、Evora 1 から金融明細のデータを持ってきて、ロジック判定を行うことで「この人は最近こういう買い物したからこういうライフイベントがあるんじゃないか?」みたいな予測を検知して、広告や金融商品をお勧めしています。
私は主にそのロジックの実装やテスト作成、APIやバッチ処理の実装を行っています。
また、インフラ領域も担当しています。今日はよろしくお願いいたします。

井口悠司

井口: 井口悠司と申します。大学は東京科学大学(旧東京工業大学)の大学院の修士二年です。
研究はVision and Languageの分野をやっています。
サマーインターンは、サービスプラットフォームのチームで二週間idev 2 に関することをやらせてもらいました。
今は、内定者インターンとしてマネーフォワード クラウドマイページのチームで、主に通知基盤のタスクを担当しています。
マイページのチームは結構フルスタックなスキルセットの方が多いので、バックエンドやフロントエンドという分け方をあまりせずに開発しています。
本日はよろしくお願いします。

ル:お二人とも本日はよろしくお願いします。

──グローバル化や英語化を実際に経験してみてどうでしたか?

小室: 自分がサマーインターンで体験したチームはまだ英語化されていませんでしたが、内定者インターンで所属しているチームは英語化されているのでそちらについてお答えします。
そのチームで働いた感想としては、自分の中で可能性が広がったとすごく感じました。
今まで日本語でインターンをしていたことはあったんですが、実際に英語で仕事をしてみて、国籍にとらわれず、様々な方と働くことができるイメージが湧きました。

今後の自分の可能性として「世界中どこへでも働けるようになるんじゃないか」と感じています。
まだ全然完璧ではないんですけど、将来的にその可能性はすごくあるんじゃないかなと思って、楽しんで働くことができていますね。

井口: サマーインターンの時は、結構日本人の人が多かったんですけど、メンターの方がベトナムの方で日本語がわからないという状態でした。

社内で「英語化しよう!」となってから、英語を勉強し始めた人たちも多い状況だったので、最初は英語っていう環境に結構ビビってました。
でも、周りの人たちも苦戦しながら英語を喋っているのをみて、「一緒に頑張ろう!」っていう気持ちになれました。
今のマイページチームは日本人が2〜3割、あとは全員外国籍のメンバーなので、ほとんど日本語が聞こえてこない環境なんですけど(笑)
皆さん本当に英語がペラペラなので、スムーズな英語が展開されている状態です。

自分が一番英語力がない状態なんですけど、皆さん自分の意思を汲み取ろうとしてくれるので、意外と伝わるんだなっていうのがわかってきました。
そういうこともあって、臆せず喋れてますね。


──お二人が考えている「グローバルな環境とはなにか?」や「グローバルな環境で働くことに対する期待」をお聞きしてもいいですか?

小室: 自分は大きく二つあって、1つ目は英語で結構コミュニケーションを取ることができる点、2つ目はお互いにリスペクトし合いながら働くことができるという点です。

1つ目のコミュニケーションに関しては、もちろん英語が使いたいからグローバルな環境を希望していたんですが、英語でコミュニケーションを取るとなると、日本語よりもフランクな表現をよく使う分距離が縮めやすいと感じました。
チームの皆さんも英語で軽いジョークみたいなことを言ったりするので、自分もどんどん真似したところ、より早く距離を縮められた気がします。

2つ目のリスペクトに関して、私は元々お互いがリスペクトし合える環境で、プロフェッショナルとして働きたいと思っていました。
得意なところをちゃんとリスペクトし合って、相手に任せるところは任せる……そういった環境がプロフェッショナルですごくいいなと考えていました。
マネーフォワードではMVVC(Mission/Vision/Values/Culture)のCulture 3 にもあるようにリスペクトの文化を大切にしています。
自分はそういった環境の中で働いてみたい、それを求めてきたっていう感じですね。

井口: 僕が期待したことは、やっぱり優秀な人たちがたくさん集まってくる環境に身を置きたい、優秀な人と一緒に働けば自分も引っ張られて成長できるんじゃないかというところを期待したのが大きいです。
グローバルな環境ということで、そもそもマネーフォワードが英語化に向けて動いたのは、日本に閉じずに優秀なエンジニアの人たちにたくさん集まってもらうことを期待したんじゃないかと思っています。
英語力をつけたいっていうのももちろんありますが、さっき小室君が言ってくれたみたいに自分の可能性を伸ばすっていう意味ではすごくいい環境なんじゃないかなと期待しています。


──お二人はいつ頃からグローバルな環境で働きたいと意識されましたか?

小室: 自分の場合は、最初から英語環境のあるところで働きたいって思っていたわけではありませんでした。
そもそも自分がエンジニアになるかも正直わからなかったので、あまりそういうのは考えてませんでした。
だんだんと「エンジニアとして就職するかな」と思い始めたときに、いろんな会社のインターンの求人を見ました。

マネーフォワードのサマーインターンの時は日本語の環境だったんですけど、「英語化が徐々に進んでいて、実際に英語化したチームもある」と聞いて、興味を持ちました。
自分は英語を喋ることにあまり抵抗はなく「リスニングはまだまだだけど、話せるなら話したい」くらいの感覚でした。
実際にエンジニアとしてのキャリアと英語が組み合わさっている就職先があることを、サマーインターンに参加したときに知って、ちょっとずつ興味を持ち始めました。

井口: 僕は就活を考え始めた時に「やっぱり優秀なエンジニアが集まるところがいいな。じゃあGoogleとかそういう外資の大きい会社だな!」と考えていました(笑)
ただ、これまで全然英語を話してこなかったので、そこがちょっと不安要素として残っている状態でした。

就活中に、マネーフォワードのサマーインターンの募集を見つけて、英語化している途中の状況が自分にすごくマッチしてるなと感じました。
すごく自分の都合なんですけど、自分の不安要素を取り払ってくれるめちゃくちゃいい環境じゃないかと思いました(笑)
外資企業のように元々全員が英語を喋れる環境に飛び込むのは、個人的に結構ハードルが高いなと考えていたので、そういう意味ではすごく自分に合っていました。


──インターンを経験して想定外だったことや意外だったことで、記憶に残っているものはありますか?

小室: 英語が当たり前の状態じゃないので、結構自分が思ったよりもみんな丁寧にしっかり聞こうとしてくれるっていうのがありますね。
やっぱり、考えながら少し詰まって英語を話すことがあるんですけど、そういう時はちゃんと待ってくれて、サポートしてくれたり、わからなかったらちゃんと聞いてくれたりしてくれます。
そういった部分があるので、「事前にちゃんと全部文章を考えて喋らなきゃ」といった変な気負いがないのが良かったです。

応募するときって英語化している企業に対して、「自分が入って大丈夫か?」って不安があると思うんですけど、実際には人それぞれ英語のレベルとかもあると知って安心しました。
ちゃんと丁寧に一人一人の話を聞こうとしてくれて、そこはいい意味で意外というか想定外という感じでした。

あとは、ちゃんと何か話したり伝えたりする前に、一回自分の中で整理することを意識しています。
話しながら考えていると、自分でも何言ってるかわからなくなることがあったり、途中途中でどんどん情報を足してしまったりして、話がややこしくなりますよね。
なので、事前に今話したいことを日本語で書き出して整理してから英語を話すようにしています。

井口: インターンに参加してから、日本語が喋れることが逆に活きる場面もあることもわかりました。
例えば、CS(カスタマーサポート)の方とのコミュニケーションだったりとか、社内の英語化されていないドキュメントだったりがそうです。
最初から英語ベースの企業だとあまりない場面かなと思います。

あと、僕が世間知らずなだけかもしれないですが、自分が思っていた以上に聞き慣れないアクセントがあるなと思いました。
もちろん普通の会話がすべて英語になるだけでなく、そこにそれぞれの国や地域のアクセントが加わります。
今まで受験勉強でしか英語をちゃんと聞いてこなかったので、ネイティブのゆっくりとしたわかりやすい英語しか聞いていませんでした。
それに比べると、メンターのベトナムの方の英語はやっぱり聞き取りにくかったです。

様々な国籍のメンバーがいるので、いろんなアクセントの英語が話されていて、慣れるのに結構時間がかかりました。
サマーインターン中はメンターの方と毎日1on1させてもらっていたので、インターン期間の後半はタスクに関係ない話もできるくらいにはなりました。
もしかしたら、僕が気付いていないだけでメンターの方が伝わりやすく喋る工夫をしてくれていたかもしれないです。

ル:周りのチームメンバーで「この人のアクセントは聞き取りやすいな」と思う人はいますか?

井口: これはもう完全にリーダーの玉井さんです。日本人なんで(笑)
いまのチームメンバーの国籍がインド、ベトナム、アメリカ、最後に僕たち日本なんですが、アメリカ出身のマネージャーの方はわかりやすいです。
ネイティブだからなのかもしれないですけど、英語が母国語じゃない方に対してわかりやすく喋ってくれている気がします。
たまたま僕がアメリカ英語の方が聞き慣れているだけなのかもしれませんが、そのように感じています。

※ 弊社マネーフォワードではやさしい日本語対する取り組みも行っています。詳細は以下のCTOのブログ記事をご覧ください。

moneyforward-dev.jp


──お二人は英語環境のコミュニケーションで何か困ったことはありますか? 4

井口: 東京でチームランチに行くときは、メンバーによって食べるのを避けたほうがいいものがありますね。
それを気にしなきゃいけないっていうのは、これまでに想像してたグローバル企業で働くときにあまり考えていなかったことだったので新しい発見でした。

他にもランチに行くと日本語のメニューに関して、「これは英語だとなに?」と質問されるんですけど、意外と日本にありふれたものについての英語を全然知らないなと思いました。
「日本のこの調味料はなんだ?」って言われても「全然わかんねえ」と思って調べることがあります(笑)
英語の教科書には載ってないことだと思うので、意外と困ったところですね。

小室: 自分は正直困ったことはあまりないですね。
普段リモートで働いていて、たまにチームと顔を合わせるために東京に行っています。
そういった時は今、井口君が言ってくれたようにランチで何を食べるかで困ることはありますね。
でも、本当に困ったみたいなことは正直ないですね。ちょっと申し訳ないんですけど(笑)


──お二人がエンジニアになろうと思ったきっかけはありますか?

interview image

井口: 僕がエンジニアになろうと思ったのは、大学生になってプログラミングにドハマリしたときで、「これ仕事になるからいいじゃん!」って考えていました(笑)
父親が割とプログラムを書く仕事だったので、選択肢の中にあったんですけど、ちゃんと「なろう」と思ったのは、大学入って自分のパソコンが与えられて、プログラミングにハマってからな気がします。

実は入試で情報系の学部を落ちてしまって、機械系の学部に入学して「やっぱりプログラムを書くのが楽しい」と思って挑戦しました。
ロボットとか機械工学の道もありましたが、もし情報系に入学していたら、スムーズにエンジニアになろうと決めていた気もします。

小室: 実は僕も同じで、学部の頃は機械系でした。自分のパソコンを手にしても、最初はプログラミングが嫌いでした。
大学一年の時の授業がC言語だったんですが、最初全然わからなくて「なんだこれ?」ってなってました。
たまたま、コロナの時に友達からPythonをちょっと教えてもらって、AtCoderに毎週参加するようになって、少しずつプログラミングにハマっていったっていう感じです。
コロナ禍で暇すぎたっていうのはあるんですけど、Pythonをちょっとだけ触ってみたら、結構自分の思ったことをそのまま書ける印象があって。
C言語とかはよくわからない文法とか文字を使ってたんですけど、Pythonはシンプルで、実行もしやすくてハマっていきました。

大学4年の夏まで週5で部活をやっていた 5 ので、そんなにプログラミングばかりできる環境でもなかったです。
「自分は将来、何になりたいのか。ひとまず大学院では情報系に行って学びたい」と考えていましたが、当時はエンジニアになるとは考えてませんでした。
でも、院生になって就活が始まっていろんな企業を調べたんですが、その時には正直、エンジニアの求人しか見ていませんでした。
AI/ML系に行くか、ソフトウェアエンジニアになるかで結構悩みましたが「ものを作るのが好きだ」と感じて、研究者よりはエンジニアかなと思って決めました。


──インターンを経験する前と後でキャリアのイメージに変化はありましたか?

小室: 自分はインターンを経験して「将来的にも英語環境で働くことは続けていきたい」と思っています。
働く場所も変に縛られず、いろんな企業を視野に入れています。
でも、インターン前は、そこまで意識もせず「ひとまずエンジニアとして成長できればいい」と思っていました。
なので、実際にインターンをやって、英語環境で働いてみて、より自分の可能性が広がったのを感じました。

「将来的にこういう企業で働きたい」とか「日本企業じゃなくて外国の企業でも一回働いてみたい」とより強く思うようになりました。
そのために「英語をもっと頑張ろう」と思ったり、「より成長を加速させていこう」と意識することが増えたりして、どんどん好循環になっています。
そういった変化はキャリアを意識するようになったからかなと思います。

井口: めちゃくちゃ大きい変化があったかと言われたらそんなこともないと思うんですけど、解像度がちょっと上がったというか選択肢が増えたと感じています。

インターン参加する前は「つよつよのエンジニアになるぞ!」みたいな感じだったんですけど、周りのチームメンバーを見ていると若いのにリーダーで活躍してる人がいたり、「プロダクトマネージャーってこういう仕事してるんだ」ということだったりが見えてきました。
僕はめちゃくちゃ周りの影響を受けやすいんで「あ、こういうのかっこいいな」って思うようになり、「いろんな選択肢の1つとして持っておいても悪くないな」と考えられるようになりました。

例えば、サマーインターンの時は一木さんがリーダーをされていたんですが、新卒として入社してそんなに経ってないのにリーダーを任されていたり、今のチームだと玉井さんが技術力の裏付け 6 がありながら、リーダーをされていたりして、そういうのもかっこいいなと思います。
プロダクトマネージャーの徳永さんはたくさんプロダクト抱えているのにレスポンスがすごく早いし、ビジョンもしっかりしているので、素直に尊敬しています。
皆さんが多方面ですごい活躍をされているので、かっこいいな、と思っています。

小室: 自分は2023年12月にマネーフォワードに入社されたLogさんというベトナムの方ですね。 内定者インターンを始めた時だったので、Logさんは入社から半年未満だったと思うんですけど、すでにチームのプロダクトのことを理解されていました。
プロダクトはGo言語を使ってるんですけど、Goのことについてもめちゃくちゃ詳しいです。自分はGoを始めたばかりなのですが、何かわからないことを聞いても一つ一つ丁寧に教えてくれます。
レビューもかなり早く返していただけるし、そんなに年も変わらないのにすごいなと尊敬しています。
「いつかこの人に認められたい」と思っています。
そういった方がチームに他にも何人もいるっていうことはすごく幸せですね。


──お互いのキャリアについて気になったことや聞いてみたいことはありますか?

小室: 井口君が外資も視野に就活をしていた人だと聞いてるんですが、具体的にどんなことをしたのか気になります。
僕はエンジニアを目指したのも遅かったし、応募しようと思ったらすでに募集が締め切られていたりと、全然挑戦できる感じじゃなかったので。

井口: 僕の就活の年は外資で受けたい企業の募集がほとんどなくて応募できませんでした。なので、求人募集は探したけど応募できなかったって感じですね(笑)
主に日本に開発組織をちゃんと持っているところを見てました。
MicrosoftやGoogle Japan、Indeedなどを見ていましたが、当時は募集がなかったです。

──外資系企業に対して期待することや働くことに対してどのようなイメージを持っていましたか?

井口: 外資だからではないと思うんですけど、技術力が高い企業であれば優秀な人が集まってきてるはずだと期待していました。
あとはグローバルなプロダクトであれば、自分一人の仕事が与える影響が大きいなどの期待をしていました。

小室: やっぱり技術力高い人が集まってくるのは期待していました。
一人一人がプロフェッショナルで、一人で何でもできる人が集まってるイメージを持っています。

そもそも入社できるとも思ってなかったんですけど、自分はそういう人になってから挑戦できたらいいな、と考えてました。 ちょっと見てみようかな?ぐらいな感じでしたね。


──これからマネーフォワードのサマーインターンに応募する方へ向けて、「こういうことをしておくといいよ」というメッセージをいただけますか?

サマーインターン体験記 第一弾 バナー画像

ル:この記事の公開が1月中旬公開予定になっています。(インタビュー時点では1月公開予定とだけ決まっていました)
その後、2025年3月6日(木)にサマーインターンシップを希望する学生の方向けのオフラインイベントを東京本社で開催、3月中旬にサマーインターンの募集を開始する予定になっています。
「サマーインターンに応募するまでにやっとけばよかったこと」や「サマーインターンの応募に受かるためにこういう工夫をした」などを教えてもらえますか?

https://connpass.com/event/341079/connpass.com

小室: もし、少しでも英語に興味があったり、グローバルな環境に興味があるんだったらマネーフォワードのインターンを受けてほしいと思います。
サマーインターンは就職するわけではないので、試しにその環境を味わってみるのは結構いいと思います。

仮に新卒で別の会社を選んだとしても、その二週間で体験したことは残っているので、将来的に海外の企業に挑戦を考えるときに「あの時ああいう感じだったな」と思い出せると思います。 少しでも興味があったら、挑戦してみるといいんじゃないかなと思います。

やっておいた方が良かったことは、時間があるなら手を動かして自分の興味があるものを作ってみるのがいいですね。
自分の場合はエンジニアを目指したのが結構遅くて、サマーインターンの面接の時にあんまり話せることがなくて困りました……。

友達と誘い合ってハッカソンに出て、実際にエンジニアを体験してみるのは結構いいんじゃないかと思います。
コーディングテストは多分あると思うので、そのためにコーディングのアルゴリズムの勉強はしておいたほうがいいですね。

井口: 言うことが残ってないんですけど、どうしよう(笑)
でも、サマーインターンは「めちゃくちゃ楽しいですよ」とまず言っておきたいですね。

サマーインターンがどれだけその後の選考の評価に関わっているか僕は知らないので無責任になってるんですけど……チームの人と仲良く仕事するっていうだけでめちゃくちゃ楽しい二週間でした。
すごくいい体験だったので、評価のことはあまり気にせずぜひ試してみてほしいです。
コーディング面接があるのかどうかわかんないですけど、とにかくたくさんコードを書いていればなんとかなると思います。

──お二人がコーディング面接を突破するために買ったおすすめの本などはありますか?

井口: コーディングテストに関してはほぼAtCoderの経験だけですね。
ライブコーディングに関してはあまり準備してなくて、面接官の方にいろいろ質問しながらやるみたいな感じでした。
もしかしたら、典型的なライブコーディングでよく出る課題は事前にやっておいたほうがいいかもしれないです。

小室: 僕もコーディングテストに関しては井口君と同じで、AtCoderの過去問をいっぱい解いたり、毎週コンテストに出たりするのがメインでした。これは技術力がつくのでおすすめです。
ライブコーディングについては、コーディングテストのような問題ではないとだけ聞いていましたが、正直どんな問題が出るのかわからなかったです。

どんな問題が出るのか怖いまま面接に臨んだんですけど、コミュニケーションを取りながら、ちゃんと自分の知りたいことを質問できることが大事だと思います。
コミュニケーション能力を持っていればなんとか対応もできると思うし、そういったところも多分見てると思います。
自分の考えを整理して聞いたり、伝えたりできればいいんじゃないかなって思います。


ル:ありがとうございます。今日はお時間いただきありがとうございました。
ぜひ京都や大阪の拠点にも遊びに来てください。

小室: ありがとうございました。

井口: ありがとうございました。いってみます。


  1. Evoraとは金融明細情報(銀行口座やクレジットカード、ECサイトやポイントなど)を集約し、マネーフォワードを利用されるお客様のアカウントに連携することで、金融明細情報を取得するマネーフォワードを支えるマイクロサービスの名称です。
  2. idevとは内製の社内向け環境の総称です。マネーフォワードではマイクロサービス化を行っており、サービス間の連携が複雑になっています。idevはそれによって複雑化しがちな環境構築のコスト軽減を目的としています。Kubernates上で開発サービスチームごとにネームスペースを切ることで、他チームが開発しているサービスを動かしたり、接続確認ができます。当時インターン生だった一木さんが開発したため、一木Dev、通称idevと呼ばれています。
  3. 弊社マネーフォワードのMVVCに興味がある方はMoney Forward Culture Deckをご覧ください。
  4. 京都開発拠点では、インドやベトナムに出張にいったメンバーが、めちゃくちゃ甘いお菓子を持って帰ってきて、食べきれず、だんだん手が伸びなくなるという問題があります(笑)
  5. 小室さんはバドミントン部をされており、主将も経験されていたため、高校よりも大学時代のほうがハードなスケジュールだったそうです。
  6. 玉井さんは昨年開催されたMoney Forward Tech Day 2024通知基盤におけるKafka活用事例の発表をされています。