Money Forward Developers Blog

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マネーフォワード初受け入れ! 福岡拠点で働いたQAインターン生の話

編集履歴

2023-11-01 一部記載に他社の商標登録の侵害があったため修正。

はじめに

こんにちは! クラウド経費開発チーム ・ クラウド債務支払開発チームの嵩原です。 巷ではびきニキ(@BkNkbot)と呼ばれています。 福岡拠点で2ヶ月間、マネーフォワード初のQAインターン生として働かせていただきました。 この記事ではQAとしてどんなことに取り組んだのか、福岡拠点の特徴にも触れながら紹介します!

自己紹介

福岡在住の大学3年生(24卒)です。普段は学生向けハッカソンの運営スタッフをやっています。 プログラムは読むのも書くのも超苦手で、Next.jsやTypeScriptを見習いとして触る程度…。 インターン先の自社プロダクトをテストした経験から、QAエンジニアにも興味を持つようになりました。

QAエンジニアとは

QAエンジニアとは 「品質を担保する」 エンジニアのことを指します。普段の業務としては、動作確認や品質管理を行うことが多いです。…という風にざっくりと説明したのは、企業によってQAの立ち位置や目指す姿が大きく異なるためです。 私が所属していた経費 / 債務支払チームでは 「User Focus品質のサービスを継続的に安心して届けるアシストになる」 というミッションを掲げて日々活動していました。

参加背景

上述した通り、私は過去のインターン経験からQAエンジニアという職種に興味を持つようになりました。しかし、QAエンジニアは他エンジニアと比較するとまだまだ知名度が低く、新卒採用としてオープンに募集している企業も非常に少ないため、学生にとっては”どんなことをやっているのか不透明”という現状がありました。 そのため、実際に業務経験を通してQAエンジニアに対しての理解を深めたいと思い、インターンに参加しました。(QA職はインターンとして募集されていなかったのですが、福岡拠点のイベントに参加した経緯から受け入れていただきました!)

▲ 初受け入れにも関わらず、とても綺麗にドキュメントが整えられていました!感動です…。

▲ 新入社員にもとっても優しい社員の方々!!!!

業務内容

「新機能のテストケース作成・テスト実行」「クラウド債務支払のシナリオテスト作成」「テストカテゴリの作成」の3つに取り組みました。

新機能のテストケース作成・テスト実行

参入時に開発されていた新機能のテストケースを作成しました。...といっても、実際にそれらが利用される訳ではなかったので、メンターさんが作成した実際の運用テストケースも参考にしながら「自分だったらどうテストを作成するか?」ということを考えつつ伸び伸びとテストケースを作成しました。作成後はメンターさんにレビューをしていただくことで、少しずつ形にしていきました。 テストケースの洗い出しには、Miroを利用しました。初めて利用するのでドキドキしていましたが、社内のNotionに「どのように利用していくのか」「どう作成するべきか」をまとめている資料があったり、QAチームの方々の過去のマインドマップを見ることで、テストにおけるMiroの立ち位置を理解することができました。

業務上お見せできないので中身が気になる方は遊びに来てください!

同じ機能のテストでも、完成した成果物はメンターさんと大きく異なりました。QA職のインターンは何度か参加したことがあるのですが、何度やってもテスト作成は奥が深いと感じます…。そこがテスト作成の難しい点でもあり、面白い点でもあると改めて実感しました。

また、期間中にテスト実行まで行われていたため、テストケース作成後は実際のテストにも一部参加させていただきました! 実際に想定していない挙動が出た際の対応なども含め、非常に勉強になる貴重な機会でした。

▲ 私が実際に作成したテストケース

クラウド債務支払のシナリオテスト作成

現在は、業務フローを参考にしてシナリオテストを作成する業務にも取り組んでいます!シナリオ作成の経験自体はあったのですが、普段請求書を使う機会や経費申請をする機会が少ないため、最初はユーザの状況をイメージするのに苦戦しました…。

クラウド経費チームも同時期にシナリオテストの作成に取り組んでいたため、作成途中のテストケースを参考にさせていただいたり、担当QAの方やメンターさんと何度か認識合わせを行うことで「クラウド経費」と「クラウド債務支払」のテスト粒度や表記の仕方が大きくズレないように注意して作成しています。

▲ これから作成するシナリオテストのパターン検討

テストカテゴリの作成

また、メンターさんの補助としてテストカテゴリ作成にも携わりました。こちらは「抜け漏れがない精度の高いテスト分析やテスト設計を行うためのツール」を作成する業務です。もともと社内でテストカテゴリが全く使われていなかった訳ではなかったので、改善という面も含めてメンターさんと再検討している最中です。 私もテスト作成時に悩む箇所ではあるのですが、「新規参入者であること(客観的に考えることができる)」「他社でもテスト作成の経験がある」ということで、今までの経験を活かして業務をしています。

▲ 左にカテゴリ、右にカテゴリの説明を書いています

マネーフォワードの文化

期間中、マネーフォワードの社内文化を多く体感することができました。その中でも、特に強く印象に残ったものを1つ紹介します!

超チャレンジしやすい!

「やりたい」と意思表示をすれば非常に挑戦しやすい環境です。 組織は分かれているものの、所属組織の垣根を超えて他の社員さんとコミュニケーションを取ることができます。

また「日頃の感謝やお祝いなどの想いを、ちょっとした報酬として送り合う社内コミュニケーションツール」があり、社員さんの想いを可視化して見ることができます。 これが最高です!!!こんな些細なことでも貢献できるのか、と挑戦することへの心理的ハードルが下がり「ちょっとやってみよう」という気持ちになります。 以下、実際にもらったコメントの抜粋です。

記事を完成させたのが素晴らしいです!Zennで ♥ をつけました!

京都拠点のGo Expertの方から上記のコメントをいただいたり、

今絶賛Playwright書き始めたところなのでめっちゃ助かりました!trace/videoめっちゃ便利そうなので試してみます!

大阪拠点のエンジニアの方からコメントをいただきました!

▲ 他チームがE2Eツールの選定をしたことをきっかけに書き上げた記事を共有している場面

さらに社内にはLGTM賞(looks good technology driven to me)という「その月に最もテクノロジードリブンを体現した活動を表彰する賞」が存在します。上記の投稿に"LGTM賞へ"というスタンプが付いているのに気付きましたか? こういった面で挑戦しやすい環境が普段から整えられているため「超チャレンジしやすい!」と感じました!

おわりに

QAインターンの受け入れ事例がない状態から、受け入れ体制を整えてくださった、黒田拠点長・堤上長・QAチームのみなさん、貴重な機会をくださりありがとうございました!初受け入れにも関わらず、皆さんの温かいサポートのおかげで不自由なくインターン期間を過ごすことができました。

2ヶ月という短い期間でしたが、さまざまな実務や社内勉強会などを通して大きく知見を広げることができました。これらの知識を今後に活かしてさらに精進していきます!

本当にありがとうございました!

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▲ 社内懇親会にも混ぜてもらいました!