Money Forward Developers Blog

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より良くするチャレンジを続けた4年間。もっと関西開発拠点をForwardへ!〜大阪・京都ダブル拠点長インタビュー〜

こんにちは。マネーフォワード関西開発拠点で採用広報をしている原口です。 マネーフォワードは、関西地域に開発拠点を設立して4周年を迎えます。 ( 2019年2月京都開発拠点設立、2021年3月大阪開発拠点設立) 今回は、関西開発拠点の現在地、そして、見据える未来を関西開発拠点長のお二人に聞いてみました。

プロフィール

村上 勝俊/京都開発拠点長・関西開発本部長

2019年2月より京都へ移住し、京都開発拠点の立ち上げメンバー。現在は拠点長として採用からプロジェクトマネジメントまですべての業務に携わる。子会社「マネーフォワードi株式会社」取締役・プロダクトマネージャとして新規事業の開発も行う。

大倉 圭介/大阪開発拠点長・クラウドERP本部副本部長 

2019年9月にマネーフォワード 京都開発拠点にジョイン。2021年3月に大阪開発拠点を立ち上げ。現在はマネーフォワードビジネスカンパニー クラウドERP本部 副本部長として複数プロダクトのチームマネジメントを行う。最近は、5歳の子どもと一緒に英語の勉強をしたり、ゲームをしたりすることにハマっている。

たった2人から始めた開発拠点が「まるで会社の規模みたい」 チームが自走し、インターン生から高い技術力を持った人材までが活躍する拠点へと成長

ーーー立ち上げから4年。関西開発拠点の現在地について教えてください。

大倉さん:

僕と村上さんの間でここ数年、関西開発拠点の中で活躍の幅を広げていくために一つのチームやプロダクトが大きくなるだけではなくて、いろんな機会を提供できる組織にすることが必要だねと話してきました。

村上さん:

そのために、チームの立ち上げも毎年のように挑戦してましたね。一年に一回、立ち上げては失敗していたのが懐かしい(笑)

大倉さん:

よっしゃ、やるぞ!と頑張るけど、上手くいかない時期がありましたね。

その時から考えると、2022年はやっと結果を出せた年になりました。大きなスケジュール遅延もなくリリースできたマネーフォワード クラウド連結会計はすごく良かったなと思います。あと、Public APIを提供して他サービスや自社のシステムと繋がって、価値を出すための基盤サービスとしてマネーフォワード クラウドのアプリポータルもリリース出来ました。

biz.moneyforward.com

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関西開発拠点のコアプロダクトである マネーフォワード クラウド会計Plus(以下、会計Plus)の開発と並行して、二つのチームがしっかり立ち上がって成果を残したことは拠点としても大きな出来事でした。

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村上さん:

確かに。そして、この4年で「まるで会社だな」と思うくらい、人数を増やすことが出来ました。最初、僕ともう一人の2人から始まった京都開発拠点ですが、今ではエンジニア以外に経理、人事、技術広報やグループ会社のスマートキャンプメンバーも所属しています。

去年から僕が一生懸命に人を採用して育てていくみたいなことはなくなって、チームの仕事をチームでちゃんとやってくれている状態です。採用から人材育成までチームだけで完結出来ているということなのですごいことだなと思っています。

関西の新卒も嬉しいことに優秀な学生が入って来てくれて、新卒採用の人数目標を達成しています。

ーーーインターン生から、そのまま新卒採用に繋がったことが多かったですね。

村上さん:

そうそう、大倉さんがめっちゃ頑張ってくれたおかげです(笑)

大倉さん:

インターン生を沢山受け入れてみるチャレンジをしましたね。最大、10人ぐらいインターン生いた時もあって(笑)

開発が忙しいなか、インターン生のメンターを担当してくれたメンバーには感謝しています。ただ、メンターの負担もそれなりに大きいので現在はそことのバランスを見ながら受け入れペースを決めています。

村上さん:

ちょっと余談ですが、インターン生のおかげでリリースできたものもいくつかありますね。

大倉さん:

会計Plusの会計税務チェックという話題の機能もTaKO8Kiくんと田中くんがインターン生時代にやってくれましたし、インターン生がプロダクトの機能改善に大きく貢献してくれました。お客さまからも沢山いいフィードバックをもらったので、インターン生が貴重な戦力になっていますね。

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安定プロダクトの殻を破る奮闘ぶりを数字で振り返る

ーーー去年は人材が活躍してくれる一方で失敗も多かったと聞きます。課題と解決への取組みについて教えてください。

大倉さん:

人が順調に増えたけど、増えた分だけ生産性やアウトプットが出せているのか?というのがちょうど一年前の課題になっていましたね。まずは、開発の生産性を可視化をしてみようという話になり、全社のなかで先駆けてFindy Team+を導入してみました。

findy-team.io

ーーー計測してみた結果が画像ですね!会計Plusチームの生産性が可視化されてすごいわかりやすいです。

村上さん:

この数字はすごいね。チームの混乱期で何が起きていたんだろう。

大倉さん:

複数のチームで、チームごとにミッションを分けて開発する、ということにトライしていたのですがチーム間の依存関係が生まれて仕事がやりずらかったり、ものづくりが進まないという状態になったり、何を作るべきかが決まらないなど様々な要因があったんです。

そこから、改めてチームビルディングをしたり、開発プロセスを改善したりして少しずつ良くなっていきました。あとは、チームが前向きになれるような情報の発信だったり、取り組みだったりをとにかく拾って、共有するっていうのをやりました。ものづくりをするってだけではなくて、チームの雰囲気を前向きに変えていくことを意識して最後まで伸ばせたかなという感じです。

会計Plusはリリースして2年以上経った中で、良くも悪くも殻に閉じこもって安定しているところがあったかなと。殻を破るためのきっかけになりそうなことは、とにかく試していました。

村上さん:

チームの明るさは大事ですね。

PMマネージャ杉浦さんも、悩んでいる時に自分自身を明るく切り替えたらチームの雰囲気が良くなったと言っていました。楽しく生産的に働くポジティブさっていうのが必要だねと大倉さん杉浦さん何人かはそう感じたのかもしれません。

大倉さん:

そうですね。そして、定量的な指標をみて、上手くネクストアクションにしていくことがよかったかなと。しかし、開発しつつ定量をみてアクションをしていくっていうのは難しいことでした。「まずはやってみようぜ」とチームでトライした結果として改善できたのは良かったです。

関西開発拠点はチームマネージャだけが開発生産性のメトリクスを見てるわけではなくて、チームメンバー全員で見てるんですよね。そうすることで、チームが徐々に良くなっていることをみんなで実感できました。

村上さん:

数字を見てアクションに対してチーム全体が納得感があるの、いいですね!

大倉さん:

ありがたいことに『Findy Team+ Award 2022』で受賞していただいて、他社含めてこんなにチームメンバーが見てることはあんまりないですとFindyさんに教えていただきました。

prtimes.jp

東京や福岡の開発チームやグループ会社も、僕ら「関西の取り組みを真似したい」 と言ってくれて、実践するまでやってくれたことも嬉しいです。

『Give it a try!』のアクションを続けることで見えた失敗と経験をシェアするチームへ

ーーー他に関西チームメンバーに期待することはあるのでしょうか?

大倉さん:

『昨日の自分を超えるとか今日の自分を超える』という気持ちを持って欲しいですね。

村上さん:

かっこいいな(笑)

大倉さん:

アインシュタインが『同じことを繰り返しながら、違う答えをもとめてるなんて狂っている』という言葉を残していて。つまり、同じことを繰り返しているだけだったら結果も同じだから、違う結果、違う答えを求めているなら違うことをしないといけないということです。本当にその通りだなと思います。 

もともとこう決まってたからとか、こういうルールでやってるからとかに惑わされずに、本質的に何をすべきかを考えてアクションする。そうすることで、チームも本人も成長していけると思うので期待したいです。

村上さん:

拠点コンセプトとして掲げている『Give it a try!(やってみよう)』の気持ちを持ち続けて、どんどん実践していきたいですね。

その中でいくつもの成功したこと、失敗したことを社内外に共有してほしい

今回の定量指標を活用して様々な改善したことも、先行してやってたからこそ聞きにきてくれましたよね。関西が、「楽しく上手くいって良かったね」で終わらせたくないと思います。

僕らはマネーフォワードグループの一員だし、応援してくれているお客様に貢献するために、もっともっとみんながやってないことを試して共有できないかなと考え続ける開発拠点でありたいなと思います。

複数の拠点や様々なカルチャーがあるからこそ、関西ではチャレンジを優先できるという背景もあるので、もっと意図的に、「やってないなら試すぞ!」とみんなの視点が上がってきてほしいなと思います。

僕が考える『Give it a try!』の最終形は、「チャレンジしてどうだったの?」と関西のメンバーが社内外から聞かれること。それがコンセプトの最終形のイメージだし、もう手前まできているなと感じます。

アインシュタインの話をしているお二人

ーーー今のお話はこれからの関西開発拠点の在り方に繋がりそうですね。では、今年の関西開発拠点の目標や展望をお聞かせください。

村上さん:

組織の英語化・グローバル化はマイルストーンとして、抑えないといけないポイントではありますね。突破しないといけない壁になっています。

大倉さん:

2023年は、英語化・グローバル化の準備期間で、グローバルメンバーと話す場を設けたり、朝会を英語でやろうというチームが現れたり、小さいことから試している段階です。CTOからの情報発信にもあるように2024年の英語化に向けて仕込みをしています。

moneyforward.com

グローバルメンバーと懇親会をやったときは、英語化への熱がだいぶ高まりましたね。

グローバルメンバーと話す時に使う自己紹介カード

村上さん:

素晴らしい。話す場があれば、グローバル化の種を芽吹かせる準備ができますね。

あと、最近は人と人との交流というところに、まだまだ可能性があるんだなと改めて気付かされましたね。拠点全体で部を超えた交流の場をつくっていければ、キャリアの成功に繋がったり、新しい情報を手に入れたりとか自己成長に繋がるきっかけになることがあると思います。そんな交流を生み出すことが、僕の中の一つの目標になりました。

大倉さん:

そうですね、確かにコミュニティ作りみたいなことって今年取り組むべきテーマだなと思います。

ーーー最後に、マネーフォワード関西開発拠点に興味がある方に向けて、メッセージをお願いします!

村上さん:

まず、僕から関西開発拠点でインターンを考えてくれている学生向けにメッセージを送りたいと思います。

関西開発拠点が出来てから4年間で、ITが好きという気持ちを持つインターン生を受け入れて、より高いレベルに達するサポートが出来ました。

これをもっともっと続けたいと思っているので、腕を磨きたいという人がいれば、ぜひ関西開発拠点の門を叩いてください!

できる限り難しいテーマをお渡しできるように頑張りたいと思います!

大倉さん:

中途入社を検討してくださっている方にとっては、立ち上げ期に比べ、規模も大きくなって落ち着いて仕事に集中できる環境になりました。

今ある複雑なプロダクトをさらに伸ばすこともできますし、新しいことをしたいという人は、プロジェクト立ち上げを経験することもできます。自分で採用して仲間を集めるところから関わることができるので、大変だけどすごく楽しいですよ。

あと、地方でフルリモートする働き方が進んでいる世の中で、大阪と京都に開発拠点というコミュニティを持っていることは価値あることだと思っています。関西コミュニティの中で開発を楽しみたいという方は、ぜひ一度僕らとお話してみてほしいです!

ーーー村上さん、大倉さん、お話を聞かせていただき、ありがとうございました!

お二人の想いに共感した方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。

マネーフォワード関西開発拠点では「バックエンドエンジニア(Ruby/Go/Kotlin)・フロントエンジニア・EM・QAエンジニア」のポジションでカジュアルにお話しする場をご用意しています。

ぜひ一度ざっくばらんにお話しましょう!

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