Money Forward Developers Blog

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プログラミング独学者がマネフォ福岡で3ヶ月インターンして得たことのふりかえり

自己紹介

こんにちは。 私は、23年新卒エンジニア内定者のテヒョンソクと申します。2022年9月から12月まで、福岡Pay事業本部でインターンシップを行いました。 チームの皆には「ソクくん」と呼ばれています。3ヶ月、とても短い期間でしたがPay事業本部で私は信じられないほど成長をしました。この場で、私が3ヶ月感じたことや学んだことを皆様に共有をしたいと思います。

インターンシップに参加した背景

マネーフォワードに入るため、アルゴリズムのプログラミングテストの勉強を一生懸命準備しました。そのおかげでテストに合格し、面接の機会をいただきました。2次面接はVPoE渋谷さんとの面接でした。面接の時、「実務経験はありますか」という質問で私は、「恥ずかしながら、まだありません」と答えました。その時から、「実務とは何か、実務は今まで私がしてきたものと何が違うのか」という疑問が頭の中から離れませんでした。その後、課題、発表など、さまざまなことがありましたが良い結果をいただき、最終的に私は内定をいただきました。内定後、人事面談の時、実務の経験が不足していることを気にかけていた私は、人事担当の川口さんに「インターンシップに参加し、実際に皆様とのお仕事を経験させていただきたいです。」とお願いし、Pay事業本部でインターンシップの機会をいただきました。

インターンシップ前の私

インターンシップを行う前の私は文明をわからない、法律や秩序がある人間社会では適応できない野生動物のようなものでした。 私はプログラミングを独学で始めました。 周りにプログラミングをしている人も、教えてもらうことができる人も、情報を持っている人もいませんでした。 ただ、ネットの情報に依存し、本や、Youtube、Blogなどをみながら真似をしたり有名企業のServiceを真似したりしました。できなかったらできるまで検索をし、機能を完成しました。 当然、誰かと一緒に作業をする考えがなかったので、恥ずかしながらGitのPullRequestが何かもわかりませんでした。また、書いたものが機能したら満足し、終わりだったのでテストコードなどを作成する必要も、変数名の重要性もわかりませんでした。 正直、他の方から無視されてもおかしくないレベルで、他人にお話できないほど恥ずかしいものでした。

3ヶ月間学んだこと

私のメンターはPay事業本部の中里将也さん(この記事ではPay事業本部で呼んでいるニックネームのHoraoさんと書きます)でした。Horaoさんは変数名、コミュニケーションなどの基礎やプログラミングルール、他の開発者方々と協力する方法を教えてくださった初めてのプログラミングの師匠です。 今振り返ってみるとHoraoさんの教育システムはとても素晴らしいものでした。 Stepごとに分けてみると、

  • Step 1. Textの変更などの簡単な作業をしながら事業とサービスを理解し、徐々にPay事業本部のコードや機能に慣れていきました。

  • Step 2. テストコードの編集でReact Testing Libraryやjestを学びました。

  • Step 3. 機能の修正をしながらGraphQLの使い方を学び、より複雑なテストコードを書くようになりました。

  • Step 4. 自分で0から最後まで作業をしてみました。テスト設計する方法を学び、実践を行いました。 PRでは変数名からコードまで全てFeedbackを細かくしていただき、「コードを正しく書く」、「様々な人と共に作業をする方法」を教えていただきました。

最初は簡単な作業でもPRのFeedbackコメントが60件を超えるのもあるほど全くダメだった私でした。 しかし、徐々にコメントが減り、Pay事業本部に、そしてプログラミングに慣れていきました。コメントが減るのをみて、まだ完璧ではありませんが、少しずつHoraoさんのようにコードを書くことができるような気分になり、とても嬉しかったです。 特にテストコードを書くことは、独学ではなかなか難しいものなので、とてもいい機会でした。プログラミング以外にもSlackなどで質問をしたり、コミュニケーションをする社会生活の基礎も教えていただきました。 最初は的外れな質問をしてしまうのではないか心配でした。しかし、いつも「知らないのは恥ずかしいことじゃない」、「いつでも質問しても良いですよ」などと心理的な面でもケアしてくださいました。そのため、自信を持ってインターンを行うことができました。 また、業務内で理解できなかったことや基礎の部分は退勤して必ず調べました。そして、その日Feedbackを頂いたものを韓国語で記録をしたり、簡単なものはNotionに日本語でアップロードしたりしました。 私はコンピュータサイエンス専攻ではないので、いつもプレッシャーを感じていました。新卒の先輩方を見ると、自分とはスタートラインが違うなと思い、「恥ずかしくない同期にならなければならない」、「一人前に早くならなければならない」などと感じ、毎日勉強をしました。しかし、このように焦って勉強しても全く身に付かず、役にたたないということを知りました。今はHoraoさんの「プレッシャー感じないで楽しんで」という言葉の通り、気軽に勉強をしています。

コメントがどんどん減りました

終わりに

この記事を書きながら、今の私はとても成長したと感じました。特に2次面接の時から、気になっていた「実務」に参加することができ、誰かと共に作業することができ、とても嬉しかったです。もちろんまだ実力が足りないので、さらに努力しなければなりませんが、マネーフォワードのインターンシップを行いながら、一人では得ることができなかった経験をたくさんしました。

最後に私が感じた3ヶ月をまとめると「Pay事業本部でラッキーだった」です。皆様に教えていただいたことや、初心を忘れず、もっと成長していきます。そして毎日学ぶ姿勢を持ち、いつか私のような方のために、役に立つことができる人材になります!2022年9月から12月は絶対忘れることができない大事な期間でした!ありがとうございました。