はじめに
こんにちは、クラウド経費・クラウド債務支払でQAを担当している古迫@gofです。 私は去年の10月に入社しました。日々充実して仕事に取り組んでいますが、唯一の心残り(?)がエンジニアブログに投稿したことが無いことだったので、入社記念1年目ということでブログを書いてみようと思います! というわけで、7th長崎QDGというイベントに参加してきたので、その内容や得た学びなどをこの記事で発信させていただきます!!
7th長崎QDGとは?
connpassより引用させていただきます。
「NaITE(長崎IT技術者会)」は長崎に縁のある技術者による技術コミュニティです。年に一度長崎市内でフラグシップイベントである長崎QDG(長崎 Software Quality and Development GatheringやAgile japan 長崎サテライトを開催、その他長崎内外で勉強会やSIG活動に取り組んでいます。
長崎QDGで今回取り上げる技術は当然ながらソフトウェア開発のQCD+全体に有効に影響する技術であり,業界各社積極的に技術導入を行なっています。 より高品質で高効率なソフトウェア開発のための技術導入に関心がある技術者・企業殿におかれましては,是非この機会に積極的にご参加いただき,現場のソフトウェア・システム開発に生かしていただければと存じます。また、技術者ご自身のスキルアップやモチベーション向上,議論や交流の場として活用ください。
品質だけでなく、さまざまな技術を学べることや、福岡拠点所属のため長崎へのオフライン参加が可能なこと、そして弊社CQOの池田もモデレーターとして登壇するということもあり、参加してきました。
弊社CQOに関しては別記事に記載されているため、もしよければご覧ください。
今回のイベントで弊社福岡拠点のメンバーがLTに登壇しました!その内容が記事になっているため、こちらもよければ合わせてご覧ください。
印象に残ったセッション
私が聞いていて気になったセッションをピックアップし、感想を記載します。
NDKCOMの品質改革活動 ~10ヶ月で最短達成したISTQB GOLD PARTNERへの軌跡~
このセッションでは、開発部門の問題として、ユーザー検証時の手戻りが多いことや、エンジニア個人のスキルに依存していて標準化されていない、といったの問題が発生していて、そのような問題を解決するためにISTQB(International Software Testing Qualifications Board)のゴールドパートナーを目指され、達成されるまでの取り組みについて話されました。パートナーになるための要件として、ISTQBの資格保有者数が必要であり、そのためにISQTBの資格取得を推進するプロジェクトを実施されたそうです。 ゴールドパートナーを目指す上で取り組んだ具体例としては、勉強会や合宿を行うことで一人ひとりのスキルを向上させたり、受験者の体験記を共有したり、管理職が積極的に資格取得に取り組んだりといった例が挙げられました。 結果として、10ヶ月でゴールドパートナーに認定されるだけでなく、さらにプラチナパートナーにも認定されたとのことでした!
弊社もISTQBの資格取得を推進しているため、非常に興味深いセッションでした。勉強会や合宿はもちろんのこと、受験者の体験記を共有する取り組みが印象に残りました。身近なメンバーと協力して取り組むことによって、より実務に近い視点から相談できるため、結果的に解像度の高い情報交換が行えたり、学習中の困りごとを共有することで孤独感なく勉強できたりと、学習のモチベーションを高めるためのヒントを得ることができました。弊社としてもISTQB取得に向けて有志による勉強会を開催しているため、得られたヒントを活かして今後のカイゼンにつなげていきたいです!そして、個人としても「負けてられないな」と思ったので、ISTQBの学習を頑張っていきます!
組織へのアジャイル開発導入の取組事例
このセッションでは、アジャイル開発の定義や特徴、現場で発生している問題、そしてそれに対する取り組みの具体的な事例について話されました。元々属人性が高く、個人プレーが多いチームに対して一度に全てを変えることで反発が生まれることは想像に難くありません。そこで、まずはタスクの可視化やデイリーミーティングの実施を行い、少しずつ個人からチームに意識をシフトしていくことで取り組むべき業務の納得感が得られ、結果的にチームの活性化が図られたとのことでした。
この発表を聞いて私が良いなと思った点は、アジャイル開発の定義が「より良い開発方法を見つけ出そうとしている」という点です。これによりカイゼンのチャンスがあり、今よりもさらに良い状態を目指すことができるため、ポジティブな気持ちになれると思いました。 また、事例の中で、スクラムのロールにQAを追加するというアイデアが紹介されました。事例では、プロダクトオーナーやスクラムマスターに近しい存在としてQAを定義しているとのことでした。スクラムガイドでは、開発者、プロダクトオーナー、スクラムマスターのロールが定義されていますが、QAというロールは定義されていません。私自身、スクラム開発で進めているプロダクトに対してQAエンジニアとして参画しています。スクラムにQAロールを追加する点は、概要のみ発表されていたため、確立されたものがあるのであれば詳細を参考にさせていただきたいなと思いました!
技術で楽しさや未来を創造! ~これからのエンジニアが未来を創るために必要なこと~
このセッションは、パネルディスカッション形式で、「お題1:エンジニアが技術力を手に入れるために必要なこと」と「お題2:長崎のIT業界が、楽しさや未来を作り出せる個人・組織になるために必要なこと」というテーマでディスカッションを行いました。お題1では、エンジニアが技術力を手に入れるためには、知識を増やし発表し学びを深めることや試してみて手を動かすこと、継続的な学習と実践的な練習、周りとの技術交流や教え合いが重要であると話されました。お題2では、長崎のIT業界が楽しさや未来を作り出すためには、半導体の推進、過去の経験を活かした成長、追い詰められた状況での変化などが必要であると話されました。
特にお題1について刺激を受け、日々少しずつ学ぶことの重要性を再認識しました。自分自身、継続的な学びが必要であることは理解しつつも、継続できていないことがあります。しかし、今回のイベントを通じて、登壇者の方々の発表や過去の活躍を聞いて、「本当にすごいな」と感じました。登壇者の方が日々学び続けて活躍してきたことや、「継続的に学習すれば内容が陳腐化しない」「学び続けないと周りに取り残される。だからずっと学び続けることが重要である」という話を聞き、自分自身も頑張らなければ、と身が引き締まりました。日々少しずつ成長していけるように努力します。
全体の感想
初めて参加しましたが、非常に面白いイベントで楽しむことができました!特定の技術だけでなく、さまざまな技術の知見を得ることができました。また、「技術で楽しさや未来を創造!」というテーマに沿って、未来に目を向けて発表されていたのでワクワクしました。加えて、登壇者の方々が素晴らしい経験をされているため、視座が高くてすごいと思いました。ぜひ来年も長崎QDGに参加したいと思います!
終わりに
マネーフォワード福岡拠点ではエンジニアを募集しています!まずはカジュアル面談からのエントリーもお待ちしております!
福岡開発拠点のサイトもあるのでぜひご覧ください!