マネーフォワードの福岡拠点でクラウド経費本部Product開発部で技術広報をしているいたるです。
今回はマネーフォワード福岡開発拠点にて「Money Forward Tech Event vol.1」を開催しましたので、その様子をレポートさせていただきます!
会場は「どんたく」という、30名ほどが参加可能な福岡開発拠点のイベントスペースを利用しました。
マネーフォワード主催でTechイベントを開催するのは初めてだったのですが、ありがたいことに満員御礼でした。
ご参加いただき、ありがとうございました。
Money Forward Tech Eventでは、マネーフォワード 福岡開発拠点のエンジニアたちが、サービス開発の裏側、技術的取り組み、Tipsなどをテーマとして取り上げ、発表を行いました。
開発組織の目線を合わせる未来のプロダクトビジョン
最初の登壇はマネーフォワードビジネスカンパニー デザイン室 債権債務・経費デザイン部の古長 克彦さんでした。 古長さんはデザイン室の取り組みについて説明しました。
デザイン室では、現在新機能のデザイン案やペルソナ化した顧客を想定したプロダクト改善を行っており、その取り組みについての紹介がメインでした。
プロダクトのUI/UXはもちろん、未来まで見据えた取り組みをしており、ユーザーに寄り添ったデザインを描いているとのことです。
中盤はマネーフォワードビジネスカンパニー デザイン室 債権債務・経費デザイン部 債務・経費グループの穂満 由起子さんが話しました。 穂満さんは実際にチーム内で実施したグループワークについてと、それによって得られたものについて発表しました。
キレイゴトじゃないのよ!顧客・社員・事業の3方良しを目指す開発組織
2番目の登壇では、マネーフォワードビジネスカンパニー クラウド経費本部 プロダクト開発部の蘆原 大輔さんが担当しました。
蘆原さんは、福岡開発拠点で実際に取り組んでいるスクラムについて紹介してくれました。
スクラムの基本的な話から始まり、マネーフォワードのカルチャーとの親和性について解説する内容でした。
私自身も何度かスクラムに取り組んだことがあるのですが、失敗することも多々ありました。
登壇の中にスクラムのアンチパターンに関する本の紹介もあったため、スクラムにお困りの方がいればぜひ参考にしてください。
僕が見たガーディアンの過去、現在、そして未来
3番目の登壇は、マネーフォワードビジネスカンパニー クラウド経費本部 プロダクト開発部 Guardianグループの野田 心平さんでした。 野田さんはGuardianグループの取り組みについて紹介してくれました。
Guardianグループとは、問い合わせ対応やシステム内部改善、エラー対応や緊急時対応などのプロダクトの幅広い領域を「護る」ことに特化しています。
もちろん護るだけではなく、必要であれば業務改善や機能改修なども行う、いわば「DevOps」を体現したグループです。
Guardianグループが設立されてから3年ほどが経過し、問い合わせ対応や保守運用という立ち位置から、機能改善まで見据えたチームづくりを推進しているとのことでした。
またマネーフォワードのカルチャーに「愛」をかけ合わせて、メンバーのモチベーションを内部から底上げしていく方針は他のグループにも広めていきたいものでした。
MF & Ruby
4番目の登壇はPay事業本部 プロダクト開発部 サーバーサイドグループの長谷川 雄大さんでした。 長谷川さんが発表した内容は、福岡開発拠点に設置された照度センサーとRaspberry Piを連携したフロア管理システムについての話でした。
(センサーの反応によるSlack通知)
福岡開発拠点には2フロアありますが、照度センサーを通してフロアに人が残っているかどうか、戸締りや照明を消す必要があるかを把握できるようになっています。
その仕組みを構築するに当たってRubyを利用した開発、そして温度管理の工夫などについて話してもらいました。
これらの取り組みは、マネーフォワードが掲げるカルチャー「Technology Driven」を体現しています。
Money Forward クラウド経費フロントエンド分離はじめました
最後の登壇はマネーフォワードビジネスカンパニー クラウド経費本部 プロダクト開発部 Warriorグループ フロントエンド分離チームの樫福 智哉さんでした。 Warriorグループとは、Guardianチームとは対象的に、主に機能追加や改善を通してプロダクトの価値を向上させることに重点を置いたグループで、スピード感を持って高品質を維持しつつ価値を届けることを目的に活動しています。
樫福さんが話した内容は、最近アサインされたフロントエンドのリニューアルプロジェクトについてでした。
クラウド経費・クラウド債務支払のフロントエンドでは、レガシーフレームワークからNext.jsに置き換えるプロジェクトが発足しました。
そのプロダクトに取り組むにあたっての心構えやリファクタリングを実施する効果、そして意気込みについて話してもらいました。
終わりに
登壇の後は、マネーフォワードの社員も参加する懇親会を行いました。
懇親会の時間自体は短かったものの、充実した濃密な時間を過ごすことができました。
福岡開発拠点は2年前に現在の大名オフィスへ移転しました。
イベントを開催できるスペースをこのオフィスに設けたものの、コロナ禍の影響でなかなかオフラインイベントを実施することができず、今回が初の開催となりました。
長い間、外部の方々にマネーフォワードのオフィスや文化を体験していただく機会を作りたいと考えていたため、今回のイベントが無事に開催できてホッと胸をなでおろしています。
今後もマネーフォワードの技術やTips、カルチャーを共有するイベントを定期的に開催する予定ですので、多くの方々の積極的なご参加をお待ちしております。
今回ご参加いただいた方も、そうでない方も、次回のイベントもぜひお気軽にご参加ください。