こんにちは。マネーフォワード広報です。
当社は、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションを掲げ、皆さまのお金の課題を解決するために、日々サービスを開発しています。
本記事は、そんなサービスを開発するマネーフォワードの中の人の「お金の管理術」とは、はたして一体どんなものなのか?をお伝えしていく企画です。
今回は、CTOの中出さんと、自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』の開発や企画などに携わる伊藤さんに、お話を聞いてみました。
CTO 中出 匠哉さんの場合
マネーフォワードに入社したきっかけと、現在のお仕事を教えてください。
マネーフォワードのサービスは「人の生活の役に立つ」と思い、入社しました。社会的に意義のある事業を展開している会社で働きたかったんですよね。且つ、事業が成長している環境で自分自身も成長したいという意欲が強かったんです。元々は、自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』の開発や、横断的に開発を行う部署に所属して居ましたが、昨年12月にCTOに就任しました。
CTOとして、どういったことに取り組んでいますか?
現在は、エンジニアの働き甲斐の追及にコミットしています。毎日そのことばかり考えていますが、メンバーの皆さんにより一層の働き甲斐を感じてもらえる環境を作りたいと思います。具体的に、早く目に見える形にして提供できるよう、がんばります。 詳しくはこちらに書かせていただきました。
普段、どんな風にお金の管理をされていますか?
皆に勧めているけれど、受け入れてもらえないんですが…私は、まとまったお金を貯蓄用口座に移すようにしています。貯蓄用口座に移した分を除いて月々の収支がプラマイ0になるよう管理するのが理想です。かと言って、貧乏暮らしをしているわけではないですよ(笑) 何よりも大事なのは「緊張していること」だと思っているんです。カードの引き落とし用には他の口座があるんですけど、そこもきちんと把握していないといけない。その緊張感が、達成へと導いてくれるんです。
達成率はいかがですか?
月によって一勝一敗な気もしますが、トータルではプラマイプラスになっていますね。毎月の収支を0にすることを大事な条件にしているんですが、これって結構大変なんですよ。多少なりとも気を付けないと、達成できない。モニタリングをきちんとしてないと、達成できない。もっとざっくり言うと、目減りしていかなければ良いんですけどね。 月にどれくらい使っているかって、皆なんとなく感覚でわかると思うんですけど。ちなみに、わからない方は自分の月あたり支出額をわかっておくことが重要です。資産を増やすには、まずは浪費を把握するところからです。
いつ頃からそういった管理をされているんですか?
入社してからですね。以前は減ってないという事実で安心していたんです。でも、強い意志を持って貯めないと貯まっていかないので、それなりに意志を持つようになりました。 一部自動積立みたいなものを切り崩し、確定拠出年金にうつしてみたりもしていますね。特に、貯まっていないことが不健全だ!と思うようになりました。
投資信託、株式の長期保有などはされていますか?
株、投信、ロボアドバイザー、確定拠出年金の4つをやっていて、『マネーフォワード』で管理しています。
元々、お金の管理に興味があったんですか?
全然です。ライフスタイルの変化と共に変わっていきました。独身時代は飲み会などの交際費、その他はエンジニアなので新型PCなどガジェット系での支出が多かった気がします。 今は、教育費とかですね。娘が絶賛中学受験中なので、貯めなきゃいけないプレッシャーもあります(笑)学資保険とかもやっていますしね。
「私ならでは」のお金の管理術があれば教えてください。
クレジットカード、ApplePay、LINEPay、電子マネーなどあらゆる電子決済手段を利用していてキャッシュレスな生活ですね。昔は、ATMから引き出すときは、3万9000円くらいにしていたんですが、キャッシュレス生活になると2万9000円で大丈夫になったんです。それで3か月くらいは生活できますね。あ、9000円っていうのは、精算などする際に便利なのでそうしています。
電子決済のおすすめポイントは?
「落としたらどうするの?」と嫁に言われるんですが、落としたことはないし、利便性の方が高いと思っています。ポイントマニアというわけではないんですが、Edyを使ってポイントも付き、チャージをして、クレカで決済してポイントも貯まり…断然、利便性が勝ってます。入社して…という訳でもなく、昔からそういう生活だったんですよね。
最後にひとことどうぞ!
キャッシュレス化の波にのった方がラクだと思います。そして、お金を管理したければ、適度にヒリヒリするのがおすすめです。別口座貯金は、月1万円くらいでも良いから、始めてみると良いと思いますよ。「だめだー」と思ったら、インターネットバンキング等で設定を変更すれば良いんです。積立定期預金みたいなものなので。
開発・企画・データ分析 伊藤 徹郎さんの場合
マネーフォワードに入社したきっかけと、現在のお仕事を教えてください。
自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』の新機能開発、企画、ディレクション、データ分析などをやっています。入社して1年が経ちました。元々は、他社で家計簿サービスの開発に携わった後、料理レシピの会社で働いていたのですが、当社が大手金融機関との提携をスタートしていた時期に「再度、家計簿サービスの開発をやりたい」と考え、ジョインしました。 あ、後ろに見切れているのは、『MFクラウド請求書』 のプロダクトオーナーの泉谷くんです。
なんて呼ばれていますか?
社内では「クック」と呼ばれています。元々「クック伊藤」だったんですけど、今はクックです。社内に伊藤がたくさんいるので…。
普段、どんな風にお金の管理をされていますか?
自動で『マネーフォワード』に反映させるために、基本的にはクレジットカードメインで決済して管理しています。コンビニ等ではSUICAを使いますが、現金しか使えない時はレシートを撮影して記録し、忘れたものは手入力しています。 唯一毎日のランチだけは計上してないんです。ランチはあきらめました。めんどくさくて、まとめて計上するのもあきらめました(笑)
いつ頃からそういった管理をされているんですか?
電車以外で初めてSUICAで決済し始めたのが…自販機でSUICAが使えるようになった時からですね。2009年頃ですね。「お金を入れていないのに物が買えるって、超かっこいい!」って思って使い始めたのが最初です。
元々お金の管理がお好きだったんですか?
好きでしたね。高校生の頃に将来の道を考えた時、お金が好きだから経済の道に進むか、ロボットをつくりたいから工学の道に進むかを迷った結果、経済にしたんですね。 これは、私のお金が好きエピソードなんですが、小学2年生の時に、親が管理していた定期預金の利率が5%だったんですね。「なんで引き出せない口座にお金を入れてるの?」と聞くと「何年経つとこれだけ増えるんだよ」と教えてもらい、「え、お金が増えるってすごい」って思ったんですよ。それがお金を好きになったきっかけです。「どうしてそんなことになるんだ…!」て思ったんですよね。
お金の失敗談とかあります?
お年玉を数えるのが大好きで、小学生の時から貯めていたんですが、2年生くらいの時、夏祭りに行って射的を前にして「スーパーファミコンを当てたい!」という想いから、そこで5000円くらい使ってしまって…。その後、親にめちゃくちゃ怒られましたね。今でも強烈に覚えています。
お金を好きになったのはご両親の影響が大きいのでしょうか?
いえいえ。普通の家庭でしたよ。でも、母親が紙の家計簿をつけていて、父親が精算している姿が記憶に残っていますね。
投資信託、株式の長期保有などはされていますか?
ロボアドバイザー、投資信託、確定拠出年金の3つを運用しています。リスク許容度を少し高め、額は少額でやっています。 新卒で入った投信情報の会社で確定拠出年金があり、ポートフォリオとか分散投資をやってみたのがきっかけですね。業界に居たっていうのもあるので、ファンド情報をみたり、楽しみながらやってきています。
金融業界だと、周りでも運用されている方が多かったですか?
やっている人はやってるが、やってない人はやってなかったですね。最初はお金に余裕もなかったので、余裕ができたら他にもやろうと思っていました。
投資はやるべき?その場合のおすすめはありますか?
投資は少額からでもやった方が良いと思います。おすすめは、複数通貨で外貨預金を始めることからスタートすることです。 外貨預金を1万円で5通貨くらい持つと良いんじゃないでしょうか。私も社会人になり立ての際に、それをやっていました。日々変動していくとその国の経済に興味を持つし、自分のお金を預けていると圧倒的な当事者意識を持てます(笑) それがすごく勉強になるんですよね。
マネーフォワードは、お金に興味がある人が多いと思いますか?
家計管理への興味、キャッシュレスの実現など、いろいろな切り口で興味を持っている人が多いなぁと思います。
「私ならでは」のお金の管理術があれば教えてください。
何かの本に書いてあったんですけど、「年齢×1000円は財布に入っているのがマナー」っていうエピソードがあったんですよ。それを読んでからは、私自身の年齢×1000円の約3万円ではなく、さらなる大人感を出すために、常に4万円程度になるよう現金を入れています。実年齢プラス10歳くらいの額ですね(笑) それ以外だと、敢えてすべての口座をマネーフォワードに連携させないようにしています。家賃などを支払う口座があるんですけど、給与口座から送金する際に少し多めに送るようにしているんですね。その口座は、連携させてないので、「気付いたら貯まってる」っていうのが嬉しく。敢えて、可視化しない幸せってあると思うんですよ。
現金とキャッシュレスってどちらが便利でしょう?
マネーフォワードの開発チームは皆LINEPayで決済したりするんですが、私はひとり現金で決済しています。僕の中では、まだ現金のUXが最高だと感じてるんです。現金って便利ですよ、やっぱり。もちろんキャッシュレスも便利ですが、現金が勝っている部分もあるので、そういう意味でいつもキャッシュレス派と議論しています(笑)キャッシュレスのUXが勝ったら潔く完全移行するつもりです。 支出の項目は、食費、飲み代など交際費が多いです。お酒への出費がめちゃくちゃ多いです(笑) エンゲル係数が圧倒的に高いですね。
最後にひとことどうぞ!
キャッシュレスGoGo!現金の比率は極力減らしていきたいです。現金も便利なんだけど、ログが残る、管理がしやすいのがやはり便利です。管理をする気がなくても、自動で管理されていれば、その便利さに気づいていただけると思います。
インタビュー後記
そもそもお金にそこまで興味がなかった中出さん、そして元々お金に興味があった伊藤さん、それぞれ管理方法が異なるのが興味深いですね。共通しているのは、キャッシュレスを取り入れて生活されていること、そして自分に合ったやり方で管理していること。
別の貯蓄口座に移すことも、外貨預金を始めてみることも、特別に難易度が高いわけではありません。
まずは自分にできることから、チャレンジしてみるのが良さそうです。
※注意 本記事に記載した「お金の管理術」は、インタビュー時における当社従業員個人の管理方法・見解であり、当社がお勧めすることを意味するものではありません。
マネーフォワードでは、いろいろな職種でメンバーを募集しています。 ご応募お待ちしています。
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