マネーフォワード クラウド会計Plusの開発をしている段松(@ydammatsu)です。
ゆるスタとは
関西開発拠点所属のエンジニアで毎週木曜日の18時から30分〜1時間程度開催している勉強会です。
もともと「ゆるい勉強会」というテーマで始まったのですが、メンバーが「ゆるスタ」という名前をつけてくれました。 発表者が毎週テーマを持ち寄りzoomで発表します。
参加は任意の勉強会ですが毎週半分以上のメンバーが参加してくれており、週によりますが発表は2〜4本行われます。
始めたきっかけ
自分が入社して1ヶ月頃くらいに西村さん(@Sixeight)との1on1で、
「チーム内での良い知見をもっと広げていきたい」 「ゆるくアウトプットすることでアウトプットへの心理的障壁を下げていきたい」
という話をしました。
自分も前職で勉強会を運営した経験があり、マネフォでも是非勉強会をやりたいという思いもあり、入社早々ですが運営を任せていただきました。
関西開発拠点にはGive it a tryというコンセプトがあり、新しいメンバーでもこういったイベントの企画などにチャレンジしていけるのが魅力です。
テーマは自由
テーマはものづくりに関することならなんでも自由です。
大きく分けると下記のような発表が多いです。
- 日々の開発で得た知見
- スクラム開発の知識
- 独自で勉強した技術
- プロダクトのドメイン知識
- 技術的な小ネタ
約半年の開催で90個近くのテーマの発表がありました。
その中で直近で発表があったテーマをいくつか簡単に紹介させていただきます。
ゆるくfastText で勘定科目レコメンドを実装してみる
fastTextという自然言語処理のライブラリを使って入力した文字列に近い勘定科目をレコメンドするという実装を紹介してくれました!
字面だけでなく言葉の意味としての近さを計算することができるというもので、会計のドメインにも合わせた発表で分かりやすかったです。
GCPのCloud Run Jobsを雑に紹介
GCPのCloud Run Jobsが最近発表されたということで、公式ドキュメントや他の方の記事を読みながらどんなことができるかを発表してくれました!
特にオリジナルの資料の準備がなくても、言語やライブラリの新しいバージョンや新しいサービスなどが出た際に、ドキュメントなどを読みながら紹介するという発表も多いです。
継続の秘訣はゆるさ
「ゆるスタ」という名前の通り、とにかくゆるく運用していき継続しやすい勉強会になることを重視しています。 いくつかゆるスタの特徴を挙げていきます。
スライドなどの準備は不要
発表するにあたって特にスライドなどは用意する必要はないです。
準備なしで発表される方も多く、ネットで拾った記事を共有したり、アドリブでコーディングしながら喋るような発表も多いです。
1分間の発表もあり
特に発表時間の下限や上限は決めておらず、短い発表も可能です。 気軽に今日知った小ネタなどを発表することができます。
飛び入り参加大歓迎
ゆるスタでは時間が余った時は飛び入りでの発表も歓迎しています。
「前の発表を聞いてテーマを思いついたので発表します」みたいなこともあり、インタラクティブに知見を共有しあえるのも良い点かなと思います。
運営していく上での工夫
ゆるさ以外にも勉強会を運営していく上での実践的な工夫もあり、いくつかご紹介したいと思います。
専用のSlackチャンネルでチャットを促す
勉強会はzoomで行っていますが、チャットはSlackで専用のチャンネルを使っています。
Slackだと参加していないメンバーもチャットを見ることができ、面白そうだなと思ったら参加することができます。
過去のチャットにもアクセスしやすいのも利点かなと思います。
毎週勉強会当日になったらSlackで告知する
基本的なことですが、告知は重要です。 毎週勉強会の当日の昼休みと開始直後の2回、関西開発拠点のメンバー全体にメンションします。
勉強会の予定はカレンダーに入れてメンバーも分かるようにしているのですが、メンションすることで参加率が上がります。
チーム全体にメンションするのは気が引けることもあると思いますが、発表していただけるメンバーのためにもしっかり告知をするようにしています。
Google Sheetsで発表テーマを管理
発表テーマは各々Google Sheetsに書いてもらうようにしています。
自分が発表する予定のテーマ以外にも他の人に話してほしいテーマを書く欄も用意しており、より発表が活発になるようにしています。
たまに小ネタ的なテーマを話して発表のハードルを下げる
準備なしでも短時間の発表もOKというコンセプトで運営していますが、もちろんしっかり準備されたレベルの高い発表もあります。 聞き応えがあり良いのですが、そういった発表が続くと発表する側としてはどんどんハードルが上がってしまいます。
そういう時はハードルが上がったのを察知したメンバーがあえて小ネタ的なテーマを挟んで意図的にハードルを下げます。 (最近は私が「エンジニアにおすすめのYouTuber」というテーマで発表しました。)
最後に
関西開発拠点の勉強会「ゆるスタ」についてご紹介させていただきました。
ほとんど準備しなくてもOKで(もちろんしっかり準備してもOK)、気軽にアウトプットができます。参加者にとっても日々の開発では触れない技術や、ドメイン知識などをインプットできるいい機会になっていると思います。
メンバーの技術的な好奇心が旺盛なことと、アウトプットを受け止めてくれる良い雰囲気があることも勉強会が継続している理由で、それも関西拠点の魅力の一つです!
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