Androidエンジニア 兼 情報セキュリティ担当の鈴木です。
私は今、Google本社があるMountain Viewで開催中のGoogle I/O 2016に来ております。 昨年とは違い今年は屋外でのカンファレンスなので、早速日焼けしてしまいました。 今日は参加できたセッションの中で知った「アプリ開発を補助するFirebaseの機能」について報告したいと思います
Firebaseのテストlab
- アプリ開発の開発段階を補助するツールです。
- 基本的にはCloud Test LabをFirebaseがとりこんだものです。なので現在の機能を引き継いだものになっていますが、それを改めて紹介します。
- Robo Crawler: Activity Mapを自分で作って、アプリをCrawlしクラッシュする部分を探してくれる機能です。
- Android Studio上のEspresso機能強化: Seleniumのように開発者のアプリ上の動作を記録して、Espressoテストを自動生成してくれます。
- Jenkins連携もできるようなのでCIがはかどりますね。CircleCIやTravis向け機能はまだ開発中とのことでした。
Pre-Launch Report
- リリース前段階における補助ツールです。
- Firebase test labによって強化されたGoogle Playの新機能のようです。アプリリリースの前にクラッシュ・スクリーンショット・セキュリティに関する分析をする機能になります。
Crash
- 10個以上のAndroid端末を使ったアプリのクラッシュ情報を表示します。クラッシュ時のビデオもアップロードしてくれる様なので、修正が捗りそうです。
ScreenShots
- 異なるAndroid端末におけるユーザビリティを検証してくれる機能です。Screenサイズやレゾリューション、OSのバージョンをまたがってテストし、そのスクリーンショットを取得します
Security
- アプリ上の脆弱性有無を検証してくれる機能のもようです。
プレゼン中はOpenSSLなどのミドルウェア的な脆弱性でしたが、アプリレイヤーの脆弱性も表示してくれるか気になる所です。
これらの機能はGoogle Play Consoleにてこの機能をopt-inすると、次にアップロードしたAPKから解析を開始してくれる模様です。
Firebase Crash Reporting(運用段階)
- 一言で言えばFabricのCrashlyticsな機能です。
以上になります。個人的にはFirebase Anlayticsも含めてサービス開発を推進する強力なツールになると思うので、積極的に使っていきたいと思います。取り急ぎ今日はこの辺で。
最後に
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