Money Forward Developers Blog

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ビジネスカンパニー初採用のデータアナリストが入社3ヶ月を総括する

初めまして、石井貴久です。個人事業主本部マーケティング部のデータアナリストです。 2021年10月1日に入社してからの3ヶ月間を総括しつつ、アナリスト職のやりがいや面白さを伝えたく筆を執りました。どうぞ最後までよろしくお願いします。

目次

  1. 何で入社したの?
  2. 何をやったの?
  3. 何をしたいの?
  4. 謝辞

1. 何で入社したの?

面接で部長の加藤さんや、(前)本部長の田平さんの人柄に惹かれたのが入社の決め手です。

面接を通じて、個人事業主のお金の悩みをマネーフォワードで解決したいと思いました。

まず最たるものは、マネーフォワード クラウド確定申告をもっと多くのユーザに使って頂き、仕訳記帳や確定申告の手間を減らすことです!

また、その前段階として転職活動の軸に据えていた「共感・貢献・成長」の3点が、マネーフォワードとマッチしました。

  1. 共感:マネーフォワードが提供するサービスや、Mission, Vision, Value, Culture (MVVC) に魅力を感じました。 お金の悩みを少しでも減らそう/無くそうと、真正面から取り組む姿勢に共感しました。
  2. 貢献:新卒で資産運用会社で働いた際の金融業界の経験/ドメイン知識や、前職でデータサイエンティストとして獲得したIT/分析スキルを掛け合わせて、金融×ITの分野に貢献したくなりました。 お金の管理を効率化してラクになり、運用も高度化してお金自身に働いてもらおうと思いました。
  3. 成長:ユーザに近い現場で多種多様なデータを扱い、ビジネスの意思決定に影響を与えられるポジションで働きたくなりました。 課題発見や分析、可視化等を通じて、マネーフォワードの成長と共に私も成長したいと思いました。

自分が事前に定めた評価指標を満たし、事後的に魅力も加わって、入社を決意しました!

2. 何をやったの?

私が個人事業主本部マーケティング部のデータアナリストとして抱えるミッション「部の課題発見/意思決定を、データに基づき迅速化/効率化する」に基づいて、時系列 > 項目別に下記等に取り組みました。

On Boarding期 (導入, 10月)

知識習得に励む1ヶ月でした。会社や業務/データについて、今後の土台を築く基礎を学びました。

  • 会社理解
    • まず全体像を知るため、各種オリエンテーションやプロダクト研修を通じて、会社の過去/現在の理解に励みました。
      • 至る所で MVVC が現れ、組織の上から下まで浸透していることに驚きました。
  • 部署理解
    • 次に業務を知るため、確定申告に纏わるドメイン知識の習得や、過去の分析の把握にも励みました。
      • マネーフォワードには「ドキュメント化」の文化もあるようで、社内資料を検索すると何かしらヒットすることにも驚きました。
  • データ理解
    • さらに取り扱う対象を知るため、業務に関わるデータが格納されているテーブルやカラム、レコードの理解に努めました。
      • 正直、多種多様で膨大なデータの海に溺れそうになりました(苦笑)。過去のSQLの勉強会コンテンツを通じて体系的に整理できました。

キャッチアップばかりで組織に貢献できず焦る時もありましたが、マーケティング部のメンバーがその状況を親身に理解してくれて、心理的安全性が確保されました!

Exercise期 (実務演習, 11月)

自分ができそうなタスクを任せてもらい始めた1ヶ月でした。コミュニケーションを密に取って疑問を解消しながら遂行していきました。

  • BigQueryテーブル作成
    • マネーフォワードのwebサイトを訪問して下さったユーザのweb動態を知るために、セッション入口において集計するSQLを作りました。
  • Lookerダッシュボード作成
    • 前述の集計を各種web系指標(PV,UU,CVR等)から見るために、LookerというBIツールで見える化しました。
  • SpreadSheet(SS)数値集計/可視化
    • Daily Active Userや新規ユーザの流入元等を見るために、日々の推移を細分化/見える化しました。
      • マーケティング部のメンバーからは「いつでも見られるようになって嬉しい」と好評で、私も嬉しかったです。
  • SSやLookerからSlackへレポート配信
    • 前述した"見える化"を、Google Apps Script(GAS)やSlack Botを用いて、PDFレポート配信するようにしました。
      • GAS初心者なので調べつつ試行錯誤しつつ取り組みました。期待通り配信できるようになった瞬間の達成感はひとしおでした。

任されたタスクに対して期待+αで付加価値を届けられるよう工夫しました。分析環境(BigQuery)も、BIツール(Looker)も、スクリプト言語(GAS)も、初めて触れる新しいものばかりで非連続的な急成長を感じる日々でした!

Stand Alone期 (1人立ち<希望>, 12月)

直属の上長を通さず直接タスクを任せてもらえ始めるようになりました。業務に密接に関わりのあるデータの分析スキルが伸びました。

  • 予実管理の細分化/精緻化
    • 実績の数値を細分化すると共に、着地見込みの精度を向上させ、足元の課題発見の迅速化/効率化に取り組みました。
      • 転職前には出来なかったビジネスの意思決定に影響を与えるタスクで、やりがいと緊張感を持って臨めました。
  • 課金転換施策のインサイト提供
    • 前述の取り組みで見つかった課題から、ユーザの属性/web動態等を分析し施策に繋がる示唆を得ました。
      • 自ら立てた仮説がピタリとはまる分析と示唆出しができ、データアナリストという仕事の面白味を再実感しました。
  • SQLナレッジ共有
    • マーケティング部のマーケター自身がSQLを記述できるよう、勉強会の講師を任せてもらえるようになりました。
      • 勉強会の内容が役立っている、講義の進め方が良い、とポジティブなフィードバックが励みになっています。

アドホックな分析タスクで頼ってもらえるようになり、信頼に対して自分なりの価値を発揮しながら貢献しようと意気込んでいます!

3. 何をしたいの?

社長の辻さんの言葉ではありませんが、「まだやりたいことの1%くらいしかできていない」と、思います。

  • マーケティング部で見たい/見るべき指標を常に確認できるようにしたいですし、
  • 既存のユーザの解像度を上げて、プロダクト利用の成功/失敗要因を掴みたいですし、
  • 施策の効果検証も迅速化/効率化できるようにルールやプラットフォームを作りたいですし、
  • 他事業部やデータ基盤側の皆様との交流を深化し、より速く横断的に分析できるようになりたいですし、etc...

書き出すとキリが無いので打ち切りますが、まだまだまだまだ、やれる/やりたいことがあります。わくわくしますね!

4. 謝辞

以上、つらつらと3ヶ月を総括させて頂きましたが、これはマーケティング部のメンバーを始めとして他部署の方々の多大なるサポートのおかげです!

分からないことを聞くといつも丁寧に細かく答えてもらえ、各タスクを一歩一歩前へ進めていくことができました。

これもマネーフォワードのCultureである TeamworkRespect が浸透しているからでしょうか。皆んなに感謝する日々です!ありがとうございます!!


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