Money Forward Developers Blog

株式会社マネーフォワード公式開発者向けブログです。技術や開発手法、イベント登壇などを発信します。サービスに関するご質問は、各サービス窓口までご連絡ください。

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ここが楽しみ!GopherCon 2020

こんにちは! 京都開発拠点でGoエンジニアをやっている @ysakura_ です。

普段は マネーフォワード クラウド会計Plus のマイクロサービス化を担当したり、社内のRailsエンジニア向けのGo勉強会を主催したりしています。

さて、今年のGopherConには、マネーフォワードから7人参加します! GopherConは国際的なGoのカンファレンスで、今年はオンラインでの開催になります。 https://www.gophercon.com/

この記事では、参加の経緯や楽しみなセッションについてお話しします。

参加の経緯

ここ数年、マネーフォワードでもGo言語の利用が増えてきました。 主には、マイクロサービスや新規サービスのバックエンドとして利用されています。

Goの利用が増える中で、Goをより知る為にGopherConに参加したい想いが強くなりました。 参加仲間を募るべく、当社CTOの中出に参加費の支援を打診した所、即答でOK! 学習や技術投資に寛容な文化で非常に有り難く思います。

そして募集の結果、7人が参加する事になりました!

皆の参加目的

今年の参加メンバーに聞いた所、以下の様な理由がありました。

  • MFにおけるGoの利用シーンの選択肢を、他社事例を元に広げる
  • Goの知識を更に深める
    • 特に言語思想やGo 2について
  • Goに対するモチベーションを更に上げる
    • 世界のトップレベルのSpeakerに触れられる貴重な機会
  • シンプルにGoが好き!
  • 海外のカンファレンスに参加する敷居を下げる

楽しみなセッション

興味深いセッションがいくつもあるのですが、ここでは厳選して5つ紹介します!

 

Typing [Generic] Go

みんな大好き(?)Generic Go 2で導入されるGenericについてのセッションで、初日のKeynoteです。 deeper understandingに興味がある人向けのセッションという事で非常に楽しみです。 GoにGenericが欲しいと思う場面は自分もありましたが、GoのSimplicityの哲学とどう化学反応するのか気になります。 Go公式の Why Generics?The Next Step for Generics を読み直してから臨みたいと思います。

 

Go is Not Just on Your Server, it's in Your Browser: The Story of and Introduction to Vugu (Go+WebAssembly UI library)

Goの利用シーンがサーバーだけでなく、ブラウザ上のWasmでもある、というセッションです。 Wasmはフロントエンドにおけるスクリプトの高速化の目的で利用される程度の理解度なので、より理解を深めたいです。 既存のフロントエンド技術に対する不満から生まれたライブラリとのことで、作者のモチベーションや課題感、ReactなどのWeb UIライブラリとの差異が気になります。

experimentalではあるものの、レポジトリのスターは既に3000を超えており、世の関心の高さが伺えます。

 

Optimizing Performance using a VM and Go Plugins

パフォーマンス最適化に関するセッションです。 マネーフォワードのGoの利用目的の1つに高速化・高スループット化があるので、非常に興味があります。

Goの式評価についてdeep diveするとの事で、具体例を交えた説明を聞きながら、パフォーマンス最適化に関する知見を持ち帰りたいと思います。

 

Write Once, Use Many: A Simple & Useful Package to Call Internal APIs

Bitly製のInternal APIを利用する際に便利なパッケージがテーマです。 マネーフォワードではマイクロサービスやサービス間連携でInternal APIを多用しています。

呼び出しに一貫性があり、書き易く、拡張とメンテもしやすいパッケージとの事で、マネーフォワードでのサービス開発に活かせる内容が詰まっているのではないかと期待しています。

 

Crossing the Chasm for Go: 2 Million Users and Growing

GopherCon 2020 最後のセッションです。 200万ユーザーを超え成長し続けるGoが、どうやって普及の為の溝を超えたのかが話されるそうです。 これまでのGoの発展の理由や、Goの成長が個人やGopher全体に意味する事が触れられるそうで、現状のGoを把握する上で非常に有益であると感じています。

加えて、今後10年の技術エコシステムの課題や、業界や世界のニーズが何で、OSSとGoがそれをどう満たせるのかといった、Goの今後についても触れられる様です。

エンジニアとして、技術選択の観点で技術の特徴や思想を把握したり、採用市場の観点で流行を意識する事は非常に重要だと思うので、しっかりと動向を把握したいと思います。

おまけ

今年のGopherConでは公式物販がオンラインで展開されていました。 私はタオルを買う予定です! Gopherのアイテムは入手する機会が少ないのでとても嬉しいです。 Gopher好きの皆さんは是非購入を検討してみてください! https://gamer.playmakerswanted.com/store/gophercon

まとめ

マネーフォワードで初のGopherCon参加となるので、参加目的と楽しみなセッションを纏めてみました。 参加してみての感想やイベントの様子については、後日ブログに纏めますのでお楽しみに!

さいごに

マネーフォワードはRailsの会社というイメージが強いかと思いますが、最近ではGoエンジニアも増えてきました。 当社CTOの中出が発信している通り、Goの利用割合を今後増やしていく予定です。 マネーフォワードCTOが考えていること(2020年9月)

マネーフォワードでは、Goを活用してユーザーにより良い価値を提供したいエンジニアを募集しています。 ご応募おまちしています。

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マネーフォワードでは、エンジニアを募集しています。 ご応募お待ちしています。

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