開発チームでワークショップをしたら「外化しようぜ！」が共通言語になった話

※ 外化：頭の中の考えを可視化すること　

こんにちは。デザイナーの大橋です。

経験デザイン研究所浅野智先生をお招きしまして、 4月7日と14日の2回に渡り、「ユーザー調査（ペルソナ/シナリオ法）」のワークショップを開催しました。

浅野先生のブログでも今回のワークショップの様子を取り上げていただきました。　

そもそものきっかけは？

以前から開発現場において、ユーザーを知り、施策・開発・改善に活かしていきたいと強く思っていました。

そんななか、Xデザイン学校にて浅野先生と出会ったことをきっかけに、現場に取り入れられるよう働きかけ、今回のワークショップ開催に至りました。　

事前課題の「健康に関するフォトエッセイ」を各自持ち寄り、それを元にインタビューをして「問題シナリオの作成」と「上位下位関係分析法」を学びました。

最後は調査結果から、ペルソナを作成　

今回学習した手法において「問題シナリオ」が参考になったという意見が多く寄せられました。　感想（抜粋）

普段とは異なるアプローチを、座学だけでなく、体験で学べてよかった。
自分たちのブランド、届けたいもの、ユーザーのニーズの理解など、すべてが不足していることを知れた。本質的な価値とは何か、もっと深く考え、どんどんブラッシュアップしていける組織になりたい。
「うまくできなくていいから全体の流れを体験することに意味がある」という理念がとてもよかったです。基礎を知らずに参加してしまったので、今後は基礎知識を補っていきたい。
気づきが沢山あった一方で、現場に落とすところまでイメージしきれなかった。復習しながら何度もやらないと、自分で実践できるレベルまでは到達しないと思いました。
チームで色々議論しながら進められた点、自分がいかに至らないかという事を知れて良かった。
本来の目的ではないかもしれませんが、共同作業によってチームメンバーのことを深く知れたのも良かったです。

お互いの事を深く知れた事によるチームワークの強化普段接点が少ない仲間と、チームを組んで一つの事に取り組めたことで、「この人はこんな事が得意なんだ」など新たな才能を発見できた。また、お互いを知ることで一歩踏み込んだ会話ができるようになった。
私達、「何も知らない」という事実を知った深掘りを大事にしていかないと、競合他社と比較をされた際に負けてしまう。機能戦争より提供価値で勝負すべきだと感じた。
ものづくりの共通言語化「外化（＝頭の中の考えを可視化すること）しようぜ！」や、「インタビューはラポール（信頼関係）が大事だよね！」などの共通言語が飛び交うようになりました。
メンバーが積極的に外化するようになった今までだと、企画はマーケ企画職やデザイナーの仕事になっていて、エンジニアはエンジニアリングに注力する事が多かったが、自らサービスのアイディアをesaに書いてみたり、ペーパープロトタイピングをしてみたり行動が変わった。