開発推進本部の越川です。普段はRailsでコードを書いてるRailsエンジニアです。
普段の仕事の中で モチベーション をコントロールすることは非常に大事です。モチベーションをコントロールするうえで、 ふりかえり をすることが重要であることに気づいたので、そのことについて書きます。
評価制度などで振り返り面談などを行うことは多いと思いますが、私のチームでは、それとは別に個人KPTを軸にした振り返りを毎週行っています。
KPT
KPTとは、よかったこと(Keep)、うまくいかなかったこと(Problem)、改善するために試すこと(Try)に分けて考える振り返りのフレームワークです。
KPTは適度なサイクルで行うと良いです。私のチームでは1週間を1サイクルとして考えているので、1週間を振り返るタイミングとして週の終わりである金曜日の夕方に1人30分を目安に振り返りを行っています。
まずは、1週間を振り返り
- Keepに、 良かった点
- Problemに、 良くなかった点
を洗い出していきます。この時点で振り返るとよくあることとして、 思い出せない ということがありえます。これを防ぐためにオススメしているのが、 普段から書き溜める ということです。私は、Kobitoに常に思いついたことを書き溜めるのを推奨してます。
次に、Keepを今後も続けていくための施策や、Problemに対してどう改善するか、その為に何に挑戦するか?を考え
- Tryに、 次試すこと
を書いていきます。
フォーマットは以下の様な感じで用意しておくと、1周間の振り返りの際にもそのまま振り返りが行えてスムーズです。
## Keep * 別チームのプルリクエストを見る * GeeksNightで発表した ## Problem * 1つの作業に時間かけすぎた ## Try * 汎用的な機能をgem化して公開 * 作業の時間計測してみる
KPTを始めて最初の頃によくあるのが、Keepが出てこない、Problemが出てこないという問題です。完璧過ぎて何も出てこないというのはあり得ますが、自己評価が低すぎるとKeepが少なくなりがちで、逆に高過ぎるとProblemが少なくなりがちだと感じています。冷静に自身を第三者視点で見ることも振り返りで大事な視点だと思います。
KPTで大事なこと
振り返りは自身の言葉ですることが大事です。特にTryは自らの意志で、次どうしてみるとより良い成果が出るのかを考えることです。
なので振り返りの際には、 問いかけ を大事にしてます。
- 何故、Problemなのですか?
- どうすれば、解決すると思いますか?
- もっと良い点はありませんでしたか?
KPTの効用
毎週のKPTを続けていて良かったこととして、 「KPTをすると元気になる」 という事です。定期的に自身と向き合う時間を作るというのはモチベーションをコントロールする上で大事なようです。
同僚からの声
「何が理想なのか/何が目的なのか/何が問題なのか」って問いかけのおかげで自分が何を目指したいかを前より意識できるようになりました。
だとか
KPTやると、少し明るくなります! 反省点を明確にして、来週に活かせるし、書いたからには来週やろうと思います!
という声を頂いております。働く上でモチベーションは大事です。モチベーションをコントロールするためには
- 自分は何をしたいのか
- 自分は何を考えているのか
- 自分は何をしているのか
そういった事を常に振り返り、考え、より良くすることが大事です。そのために、定期的な振り返りをオススメしています。
また振り返りの際には必ず、 「今週楽しかったですか!?」 と始めるようにしてます。毎週を楽しく振り返る事が出来たら最高ですね。
よりよい仕事をするためだけでなく、より良い理想の働き方や自身の理想に近づくためにも振り返りは大事です。モチベーションの高い個人が集まりモチベーションの高いチームが、よりよいサービスを作っていけると感じています。
KPTの習慣化
KPTは習慣化することが大事です。習慣化すると、KeepやProblemを常に気にかけ、すぐにTryを初めていることに気づきます。そうするともはや定期的に振り返りを行う必要もなくなります。常に無意識に振り返りをしているわけですから。(振り返りしてたー、無意識だったわー、というわけです)
KPTの先に
振り返りを習慣化した先に何があるのでしょう。
例えば、やりたい仕事、やりたいことがあった時、どのようにすればそうした理想に近づけるかを考えると思います。何にチャレンジすればよいか。
私はやりたいことや、なりたい姿があれば、 そのように振る舞えばいい とアドバイスすることが多いです。Railsエンジニアであれば、次はフロントエンドを強化したい、スマートフォンチームで働きたい、いろいろと次にやりたいことが出てくるでしょう。どうしてもやりたいことがあれば、やりたいことを始めればいいんだと思います。
弊社では各チームのレポジトリは希望があれば誰でも見れますし、他のチームのプロジェクトにプルリクエストを送ることだって出来ます。振る舞いから始めればいいのです。許可を得る前にプルリクを出す。気づいたらやりたいことしてた。そういう精神でいればやりたい仕事が出来るようになると思います。
そのために常にも常に振り返ることが大事ですね。
最後に
マネーフォワードでは、振り返りを習慣付けて、よりよいチーム、よりよいサービスを作っていける仲間を募集しています。
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