みなさんこんにちは、エンジニアの西信です。
今回のエンジニアブログは、2/19(木)にSansan株式会社にて開催されました、ベストアプリ勉強会@Sansanのイベントレポートをお届けします。
本イベントでは、弊社のCTO浅野と黒田が発表させていただきましたので是非スライドをご覧ください。
概要
Google Play ベストオブ 2014に選出されたEight、マネーフォワード、Frilのエンジニアが集結! モバイルアプリ開発の裏側や開発体制など、3社×2セッションの合計6セッションでざっくばらんにお話ししました。 以下、セッションの様子です。(敬称略)
アプリ評価を上げて物理で殴ればいい
- Sansan株式会社 Eight事業部モバイルアプリ開発責任者:桑田健太
アプリにおけるデザインリニューアルのベストプラクティス
- 株式会社マネーフォワード PFM本部 マネージャー:黒田将司
Material Design対応プロトタイピング合宿
- 株式会社Fablic Androidエンジニア:ninjinkun ※ 発表資料は公開準備中です。随時更新します。
セッションメモ
- 背景
- TV CMにより流入が増えるので、それまでに顧客満足度を上げる
- どうせやるならマテリアル対応
- スケジュール
- 7月末開始、10月末リリース
- 時間がないので合宿を敢行
- 3名で合宿を敢行
- ディレクター
- デザイナー
- エンジニア
- プロトタイピング合宿
- Google, 他社のAndroidアプリの動きなどをリサーチ
- マテリアルデザインガイド
- 全員がペーパープロトタイピングを事前に読む
- ペーパープロト
- UIを紙に書く
- メンバー全員で書く&全てのパターンを網羅
- これはないと思われるパターンも書く
- 議論・集約
- 全員で持ち寄って議論
- それぞれのいいところを取り入れて、プロトタイピングを繰り返す
- ツールプロトタイピング
- Popを使って動きを付ける
- ひと通りテストしてからPCとFlintoで清書する → これを開発のモックとした
- ユーザテスト
- 会社に戻って社内ユーザでテスト
- Popで作成したモックを実際に操作してもらう
- プロトタイピング合宿
開発のリズム♪
- Sansan株式会社 Eight事業部開発統括責任者:宍倉功一 ※ 発表資料は公開準備中です。随時更新します。
セッションメモ
メンバー12名
- モバイル 3名
- Web 8名
- インフラ 1名
PDCAサイクル
- ストーリーベースでの開発
- ユーザーに提供したいものを考える
- Pivotal Tracker
KPI
- 事業指標
- UserGrowthの指標
- 施策観点の指標
重要なストーリー
- モバイルアプリ中心のストーリー
開発
- モバイル
- サイクル 2週間〜1ヶ月
- 振り返り 2週間
- Web
- サイクル 1週間に2回リリース
- 振り返り 2週間
- モバイル
プレミアム機能開発の話
- 開発1.5ヶ月、全体3ヶ月 Eightとしては大プロジェクト
- プレミアムのスケジュール
- ユニファイドプロセスの考えを取り入れた
- Webはリリース可能な状態でモバイルチームに渡す
- Qiita Teamでフェーズをまとめて共有
- 期間、目的、マイルストーン等を書く
- 長期間続くストーリーは期間を区切り、成果物を明確にする
- モバイルもWebもリズムを大切にすることが大事
成長期のスタートアップにおけるチーム開発の罠
- 株式会社マネーフォワード CTO:浅野千尋
Frilの開発体制
- 株式会社Fablic チーフエンジニア:堀井雄太 ※ 発表資料は公開準備中です。随時更新します。
セッションメモ
チーム体制
- Android 3人 + Designer 1人
- iOS 3人 + Designer 1人
- サーバ3人
ベストアプリを取るために気をつけていること
- CIをパスしたコードのみデプロイ可能である
- Androidは段階的リリース 最初は10%から初めて徐々に高めていく
- Crashlyticsでクラッシュ情報を見る
- 実機テスト
- リリース毎にテストシート作ってテストする
- テストシートもレビューに含める
- アプリはWebと違いリリース後に修正できないので、念入りにテスト
ユーザと共にテスト
- 実際のユーザをスタッフとして採用している(ヘビーユーザーの視点からテストしてもらえる)
- すぐにユーザに聞ける環境を作った(Deploygateで配布)
- バグチェック
レビューチェック
- 良いレビューだけでなく悪いレビューにも返信する
- 困っている場合は、サポートに案内する
最適なタイミングでレビュー依頼
- 自分の商品が売れた時
- 欲しい商品が変えた時
プラットフォームとのコミュニケーション
- Google IO
- マテリアルデザイン対応
- 何よりも早く対応することが大事
- ユーザーの利用体験向上につながるか見極めることが大事
- 開発ロードマップの共有
感想
品質とスピードの両立をいかにして実現するかといった共通の悩みに対する各社の解決方法やプロセスを知ることができる有意義かつ、とても楽しい勉強会でした。